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墨攻 (新潮文庫)
 
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墨攻 (新潮文庫) [文庫]

酒見 賢一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦国時代の中国、特異な非攻の哲学を説き、まさに侵略されんとする国々を救援、その城を難攻不落と化す謎の墨子教団。その教団の俊英、革離が小国・梁の防衛に派遣された。迫り来る敵・趙の軍勢は2万。梁の手勢は数千しかなく、城主は色欲に耽り、守備は杜撰であった。果たして革離はたった一人で城を守り通せるのか―史実を踏まえながら奔放な想像力で描く中島敦記念賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 170ページ
  • 出版社: 新潮社 (1994/06)
  • ISBN-10: 4101281122
  • ISBN-13: 978-4101281124
  • 発売日: 1994/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 10,649位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
簡潔 2007/2/10
形式:文庫
 
 本書は短い。
 
 こんな薄さで何を描けるのかと思いながら手に取ったが、内容は思いのほか濃かった。
人物や展開する事象の描写は簡潔、しかし読者の想像を十分に喚起する。
 
 読者との距離を縮め過ぎず、緊張感を保ったまま展開し、あっ、という幕切れ。
あざやか。風格を感じさせる珠玉作。

 墨家という中国史に置ける奇形集団を知るにはもちろんよいが、
一人で八面六臂の活躍をするヒーローの話としても無理なく読める。

 読書に慣れた人なら本書を楽しみながらもあっと言う間に消化してしまうだろう。
それだけが残念である。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
酒見賢一先生の単行本の中では、一番薄い本です。
春秋戦国のある小さな国が大国に攻め込まれた時の物語です。
壮大な歴史小説では1行で語られるような、小さな戦争です。
職人的な主人公が淡々と活躍していく様は、
読んでいて物語に引き込まれると思います。
意外な題材で、力強い物語を紡ぎだしてくれています。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 2-much
形式:文庫
「非攻・兼愛」の信条に則って「万人に対する愛」を説き、争いのない世界を理想とする『墨家』。

それだけならただの理想家たちの話で終わるのですが、本作の一種異様な魅力は、
墨家を思想団体としては異色の、理想のために戦う「傭兵集団」として描いたことにあります。

思想家と言うよりも技術者の集まりのような印象、
自衛のために敵を殺し、城を守るために時には市民でさえも処罰し犠牲にする冷酷さ、
戦争の技術を日々磨き上げ、多くの場合無償で、率先して陣頭に立つという異様さ。

人を守るために人を殺す姿は、現代にも通じる矛盾ですが、
この理想と現実のギャップが本作を貫くテーマであり、他に替え難い魅力となっています。

また、作中に登場する防御法は実際に墨家が用いたものですが、
その巧妙さは物語の中でも存分に発揮され、息をつかせぬ話の展開を彩ります。

墨家の抱える矛盾を現代に置き換え、深く考えるも良し。
作中に繰り広げられる2000年前の戦術を純粋に楽しむも良し。

150ページに満たない分量で、読み手を圧倒する勢いがあります。
意外な幕切れまで一気に読み通せる「一大」短編小説、
歴史小説や軍記ものが好きな方には特にお薦めです。
このレビューは参考になりましたか?
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非攻を説き、小国が大国に支配されるのをふせぐため
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投稿日: 2009/1/25 投稿者: 九月
暗示的な結末
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投稿日: 2008/6/11 投稿者: ゴブリン男爵
無駄がない
短編集のように短いですが、文章は洗練されています。

墨守の語源になった鉄壁の守り。
職人としての防御。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/1 投稿者: あにも
祝!中島敦文学賞受賞
実際に墨子や墨家集団について調べると、資料が少ない少ない!よほどの想像力を持っていなければここまではとても書けないだろうなぁ、と。巨子として恐らく最も有名な孟勝な... 続きを読む
投稿日: 2008/2/1 投稿者: 流人
墨子の思想を基にした架空の物語
 最初に『墨攻』が出版されたのは1991年。翌1992年には中島敦記念賞を受賞し、1994年に文庫になっています。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/9 投稿者: くろやぎ
面白い本でした
アンディ・ラウ主演の映画「墨攻」の解説を読み墨家に興味を持っていました。その解説の中で原作は日本の漫画だと書かれていたのですが、実際はこの本がそのまた原作のようで... 続きを読む
投稿日: 2007/9/24 投稿者: 佐々木良一
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