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墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)
 
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墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫) [文庫]

飯塚 訓
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (88件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

遺体は何かを語りかけてきた……
520人、全遺体の身元確認までの127日を最前線で捜査にあたった責任者が切々と語る!人間の極限の悲しみの記録。

私は、愛する肉親を失った数千人の遺族の究極の悲しみの場に立ち会った。
どれもが、私の記憶の奥底に永遠に封じこめておきたい凄惨(せいさん)な情景である。できることならあの夏の出来事だけは私の記憶からすべて消し去りたいと思う。でも夏が近づくとあの情景が、もぞもぞと這(は)いだしてくる。忘れようにも、忘れられるものではないのである。それならば、今年はあの遺体確認捜査の責任者として1つの節目をつける年でもあると思った。
それは、夏から冬に至る127日間にわたる身元確認作業の中で、とくに藤岡市内の3つの体育館の中で行われた、47日間の実録を記すことであった。(中略)
遺族の極限の悲しみが集約された体育館の中で、各々の職業意識を越えて、同じ思いで同化していった1つの集団の記録を決して風化させてはならないと考えて本書を執筆した。――「はじめに」より抜粋

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

1985年8月12日、群馬県・御巣鷹山に日航機123便が墜落。なんの覚悟も準備もできないまま、一瞬にして520人の生命が奪われた。本書は、当時、遺体の身元確認の責任者として、最前線で捜査にあたった著者が、全遺体の身元が確認されるまでの127日間を、渾身の力で書きつくした、悲しみ、怒り、そして汗と涙にあふれた記録である。

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 講談社 (2001/4/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062565153
  • ISBN-13: 978-4062565158
  • 発売日: 2001/4/19
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (88件のカスタマーレビュー)
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178 人中、174人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日航機員と遺体確認関係者に敬意を表する, 2008/5/12
レビュー対象商品: 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫) (文庫)
私のほかに大量にレビューがあり、ここまで読まれないであろうが、良い本だったので筆を

取る。墜落時、全行政機関および自衛隊は、ジャンボ機の墜落を全く予定していなかった。

本書は、警察官として身元確認班長として行動した筆者による体験記である。

想定と前例がない中、ほとんどがいわゆる離断遺体であり、体がバラバラになってただの小さな

肉塊になったものを含め、外部と完全に遮断した公民館においてその遺体確認作業と行なってゆく。

医師、歯科医師、看護婦、近隣の自治体の協力を得ながら、遺体確認の確実性に当然ながら厳しい

注意を求め、一つの遺体、遺骸、肉魂にも間違いをすることなくその親族らに引き渡した。

8月に発生した事件であり、遺体の痛みにも注意しなくてはならず、報道陣による遺体撮影を防ぐ

ため、窓も全て覆いをかけて閉めきり、35度の中、睡眠をほとんどとらずに連日連夜遺体確認を

進めた。

いつまでも引き取り人がこない幼児の遺体に、筆者が毎日抱き上げ、頬ずりし、謝る場面である。

これは、このような奇跡的な作業がなされるには、関係者の全員が、

遺体に心情を同化させずにはおられなかったことを如実に物語る。涙なくして読めない作品であり、

また人というもののもつ素晴らしい側面を教えてくれる本である。日航123便のボイスレコーダ

はYOU TUBEで聞けるが、日航機上の日航職員が最期まで落ち着いて職責を果たしたことがわかる。

彼らを含め、本件の対応にあたった全ての人々に対し、ここに敬意を表します。
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109 人中、106人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 凄惨な出来事すぎて, 2005/8/12
表題にひかれて、事故の詳細を知りたいと思い、購読しました。

当時のマスコミは、事件そのものと、事件の原因を追求、
救助シーンばかりに焦点があたり、現場でなにがおこっているのかは
一切わからない状態でした。
この本は、その「現場」を教えてくれる本です。

ただし、あまりの凄惨な出来事を描写しているため、
私は本を閉じては、また読み返していました。
読み終えた後は、もう一度読み返す気持ちになれないほどの
重い衝撃をうけました。

飛行機が墜落した現状がどのようなものであるのかは
想像を絶します。
遺体の状態も、救助した人も、検死する人も、日航担当者も、遺族も。
涙が浮かぶけれど、なくこともできない衝撃でした。
それでも、誰もが懸命に事故に向き合っている姿を知ることが出来、
人間の尊い一面をみることができました。

迷ったり、投げ出したいような気持ちになったときには、読んでほしいです。
この本はあきらめない強さも教えてくれます。

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70 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 勉強になる, 2007/3/26
レビュー対象商品: 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫) (文庫)
事故の概要や生存者の証言などは予め、ネットなどで調べて一通り把握した上で読む事を

オススメします。(この書には事故の原因や事故発声時の機内の様子などの説明は無いので)

具体的に、事故で亡くなられた犠牲者の遺体の状態など書かれています。

その遺体の状態を知ることで改めて事故の凄惨さを知ることができます。

この事故の被害者は亡くなられた犠牲者であることは言うまでも無いですが、

最大の犠牲者は愛する者を失ったご遺族でしょう。

そのご遺族の心情をくみとり、自らの肉体/精神の限界になるまで遺体をご遺族の元に

帰そうと頑張る著者の姿に胸が熱くなりました。

著者だけではありません。検死にあたった医師の方々、日赤の看護婦さん、

ボランティアの方々はご遺族の心情を最優先に考え一睡もせず作業に没頭するのです。

遺体を抱きしめてあげるシーンがありますが、涙してしまいました。

自分の親族でもないのに一体づつ修復をするのです。これこそが、ご遺族と犠牲者に

対する最大限の思いやりだと思いました。

近頃、心無い人間が増えたと感じる世の中ですが

この書を読むと、人間の持つ本来の強さや思いやりなどに触れることができます。

それと個人的に勉強になったのは外国人犠牲者の章で、

宗教の違いで遺体に対する認識がこれほど違うのか?!と思った点です。

う〜ん、確かに遺体とは既に魂の抜けてしまった『形ある物』でしかないのだろうけど、

その魂はその体をそれまで使い懸命に生きてきた生の証であると思います。

だから遺体を丁寧に扱う日本に生まれてきて良かったな〜とも思いました。
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