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墜ちてゆく男
 
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墜ちてゆく男 [単行本]

ドン デリーロ , Don DeLillo , 上岡 伸雄
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

2001年9月11日、世界貿易センタービルは崩壊する。窓外には落ちる人影。凍りつく時間。狂乱と混沌。愛人をつくり、ポーカーに明け暮れ、何かから逃走するように生きてきたエリート・ビジネスマン、キースはその壮絶なカタストロフを生き延びる。妻と息子の元に帰った彼は新しい生へと踏み出すかに見えたが―。現代アメリカ文学を代表する作家が初めて「あの日」とその後を描く。全米の注視を浴びながら刊行され、大きな話題を呼んだ「あの日」への返歌、新たなる代表作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

デリーロ,ドン
1936年、ニューヨークのブロンクスで生まれる。71年、『アメリカーナ』でデビュー。85年に『ホワイト・ノイズ』で全米図書賞を受賞、88年、『リブラ 時の秤』が全米ベストセラーとなり、名実ともに現代アメリカ文学最大の作家となった。97年、大作『アンターワールド』が全米図書賞の最終候補に。以後毎年のようにノーベル文学賞候補としてその名が挙がる

上岡 伸雄
1958年東京生まれ。学習院大学文学部教授、アメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 335ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/02)
  • ISBN-10: 410541805X
  • ISBN-13: 978-4105418052
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「あまりにも圧倒的なものを前にすると、語るべき言葉を喪失してしまう」という言葉を実感させてくれる小説。
訳者の上岡氏も、訳者あとがきで「この小説の凄さは到底語りつくせない」
と言ってるほど。下手に言うと、本当に損なわれる気がして、それは凄く残念で
あまりに勿体無いので、自分は多くを語りません。
兎に角、構成、語り、ディテイルの描写、モチーフの使い方が絶妙すぎる。

9.11当日、WTCから脱出したキース(主要キャラ)が、直後にWTC近辺の
駐車場にある看板の前を通り過ぎるんだけど、
その看板に書いてある文字「朝食スペシャル」と「背広3着大バーゲン」)までデリーロは描写してしまうのです。
「リアルに描写するには、細かいディテイルを重ねることだ」と言われているけど、ここまでくると何気ない凄みを感じます。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
現代アートにせよ、マネーゲームにせよ、つねにモチーフを自分の表現のなかに取り込んでしまうドン・デリーロさん固有の世界は、9.11を題材にしてもやはり揺るがなかった。9.11で被災したビルから、長く離れていた妻のもとに帰って来た男を振り出しに、「墜ちてゆく男」をパフォーマンスとして演じつづける男、老人のぼけ防止のお話サークル、廃棄された古いパスポート写真をオブジェのように飾るアート・ディーラーは実はテロリスト集団「赤い旅団」のメンバーだったのではないか、そしてテロリスト側からも見た9.11のあの衝突、といったモチーフが散りばめられるけれど、最終的に9.11をカタストロフとして扱う作者の手際は、9.11以前と比べて少しのブレもないように思える(9.11でなくてもよかった?)。
ドン・デリーロさんの、あまりにゲイジュツ的な世界は、それを受け止める確固とした文学サロンがあってのものでしょうが、もう少しモチーフの事件としての重さと葛藤してほしかった。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
9.11ベースの小説。
遭遇した主人公とその周囲の話し。



でも、
読んでいても、う〜ん…、わかりにくい。
構成や文節のつながりがわかりづらいのだと思う。
会話も、いったい誰なのこれは?って思うこともある。
そういうのは、この著者独特のリズムカルチャーかも知れない。
文章は難しくはないのに…。



でも、本当に不思議な本。
なぜか最後まで読んでしまえる。
実にスラスラと。
おまけに、読み返したくなる。
それはさっきも言った、文章が難しくはない、からだと思う。
気楽に難しい、ということかも。
結局それは、面白い、ってことかも知れない。
よくわかる本が面白いとはぜんぜん限らないし、
案外半分くらいしか読み取れないほうがずっと印象に残ったりして面白かったりする。



結論は、
買ってみてすごく良かった。

追記:
みんなが慌てる倒壊しそうなビルの煙だらけの中に犬の姿が見えるんだ。
それは盲導犬なんだけれど、そのシーンと遭遇した女性の言葉がサイコー!!
そこだけで☆5つどころか☆10コあげる!!
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