学部生の私には非常に高度な本でした。
理解できた点も理解できなかった点も多々ありました。
本書はオウム真理教を切り口に現代社会(より少し前)を明らかにしようしている本です。
フィクションの様な教団だったオウムがなぜその時代に登場したのか、逆にそんな彼等を報道の世界から見ていた我々がどんな存在であったのか、そして『虚構の時代』の始まりである連合赤軍事件を社会学の知見から考察された本です
また、大澤氏自ら信者・元信者へインタビュー調査を行い考察を一層深いものにしている点と、広く文献を調査されている点に驚きました(特に、千葉大学の学生の卒論まで参考にしている点など)。
本書を読む前に、『自由を考える』を読んでいたので、大澤氏の考え方や方向性が少し理解出来たので、いきなり本書を読むよりも、寄り道して一読しておく価値があると思います。
今後何度も読み返し、理解を深めたいと思います。