検非違使といえば、普通に思い浮かべる事は「平安時代の警察機構」ではないでしょうか。
こうした視点での資料は他に出ているようです。
本書は穢れを清める被差別民を、検非違使が如何に管理していたか?という、もう一つの
視点からの検非違使の姿です。
(表紙の絵を見て、分かる方は分かるはずですね)
被差別民自体を対象とした資料は網野善彦氏や脇田晴子氏などが多くの著述をされています。
意外と取り残されているのが「穢れを取り仕切る検非違使」です。
大変に貴重で面白い資料だと思います。
一方で平安時代京都の被差別民に関する区分の説明が大変に分かりやすく、被差別民研究の
方にも最適な参考書として役にたつと思います。
放免(ほうべん)に関する記述を
賎民とは何かで観ました。
検非違使が使う放免に関する資料として併読されても良いのではないでしょうか。