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41 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あまりに大胆、あまりに精緻,
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レビュー対象商品: 増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在 (ちくま文庫) (文庫)
90年代が生んだ知性の1人。好き嫌いを別に宮台真司が社会を題材に観念的にばかり語るようになって久しい。 「リベラリズム」だ「亜細亜主義」だ「意味から強度へ」「社会から世界へ」… やっぱり観念的だなぁそう思ってた。 多分現在の彼にアンチとシンパしかいないのは、具体的じゃないから理解しにくいためだろう。 昔は、女子高生、オウム、少年犯罪などを鮮やかなまでに斬っていた。 で、この著作の文庫化。80年代までのマンガと音楽と性。 好むサブカルチャーからの人間のコミュニケーションの傾向分析。 具体的で面白い。そして、キレ味が滅法鋭く大胆だ。 90年代に青春があった自分には上の世代のことだけど、残り香は解る。 90年代初頭はこの本のジャンル分けと人格分析の関係をみんな感覚的に了解してた。 それを見事なまでにえぐり出し分析してる。精緻なデータ、論考。 社会学者の力量はこの1冊に開花・凝縮されてる。 サブカルチャーから当時の社会が透き通るほど「見える」・「解る」良書中の良書。 なお、増補の前書き、後書き、他の文庫化された本などで、 サブカルチャー神話解体の続巻や、彼による社会学の入門・解説本が予告されている。 最近はポッドキャストの具体的な社会批評以外面白くないと思っていたが、 (できればいずれまとめて社会学書の各論にでもしてほしい) 僕の青春と現在がある、90年代以降の具体事例を「期待水準」と「願望水準」のコードなどで 近いうちに再び鮮やかに斬ってくれると期待したい。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
風俗の分析本は貴重だ,
By 本の虫 (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在 (ちくま文庫) (文庫)
正直、1回読んだだけでは内容が完全に理解できたかどうか自信がない。それくらい難解(というかわかりにくい)本だ。 年齢的には作者とほぼ同じなので、提示されている例は ほぼ自分の体験として実感できたが、ノスタルジーを越えたかどうか? ただこれだけの規模の若者風俗の分析は他にないので貴重だ。 上野千鶴子があとがきでまとめてくれているので理解の助けになるが、 確かに強引な論調や自慢も散見される。そこのところをマイナスとした。 1993年以降の分析が欲しい、とはみんな思うだろう。 オウムやインターネット、携帯電話の普及が現代の若者風俗を この本の範囲から大きく変えてしまっているのは間違いないのだから。
12 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ズバリ名作,
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レビュー対象商品: 増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在 (ちくま文庫) (文庫)
名作ですね。10年以上前に書かれた物ですが 確実に今に通じている。 そして今、宮台氏が何を語るのかが知りたいが この本を読んで「ミレニアム」を超えた 現在の解釈がより鮮明に見えた。 理論的で私的でない。 某人気哲学者の社会論とは別格。 非常に筋が通った書物で目から鱗。 感動した。 そして現在の「社会」に頭をもたげた。
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