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「笑いがたえなかったなあ」に掲載された写真はいずれも素敵な村人たちです。子供もおじいさん、おばあさんも本当に素晴らしい笑顔を見せてくれています。増山さんが撮影したからこそ、この笑顔もカメラに収めることができたのでしょう。増山さんはプロのカメラマンではありませんが、徳山村という被写体に対しては最適な撮影者だったということでしょう。しかし、この章には壮年の男性はあまり見当たりません。出稼ぎなどで昼間は見受けられないのでしょうか。
「ダンプや恐わい機械が入ってきた」では、それまでの村の日常に少しづつ入り込んでくる工事や別れの写真が多く見られます。顔を見知った村の住人が一世帯、また一世帯と移転していく様は言いようのない寂しさを募らせます。私は廃村になった経験はありませんので、村がなくなるということはよく分かりませんでした。しかし、出ていく者が空き家に記した落書きの写真を見ていると、故郷が消えるということがどういうことか、少しは分かる気がします。
土地に対する愛着、地縁者への愛着といったものを思い起こさせる非常によい本です。
こんなにいい表情がたくさん撮れるのは、増山さんが村の人々といっしょに
生活を共にし暮らしてきたからだろうと思う。
かつての村の豊かさ、そして優しさを感じることの出来るすばらしい作品。
どのページの写真も文句無く★★★★★!
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