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墓場の少年  ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
 
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墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活 [ハードカバー]

ニール・ゲイマン , 金原 瑞人
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

ある夜一家全員が何者かに殺害される。開いた扉から抜けだし墓場に迷い込んだ赤ん坊を見つけた幽霊達は、力を合わせて育てることにするが…。前代未聞の幽霊達の子育てと一家殺害の謎が絡みあうカーネギー賞受賞作!

内容(「BOOK」データベースより)

この子をノーボディと名づけよう―。ある夜、一家が殺害された。たったひとり、生き残ったよちよち歩きの赤ん坊が迷い込んだのは、真夜中の墓地。この日から、墓地の幽霊たちの愛情溢れる、世にも奇妙な子育てが始まった…。幽霊に育てられた少年の冒険と成長を描き、カーネギー賞とニューベリー賞をダブル受賞した、ゲイマンの最高傑作。

登録情報

  • ハードカバー: 295ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/9/25)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 404791634X
  • ISBN-13: 978-4047916340
  • 発売日: 2010/9/25
  • 商品の寸法: 18.4 x 13.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 333,488位 (本のベストセラーを見る)
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295ページという、平均的な小説と比べて、かなり薄い本。だけど読み応えたっぷり! さすがはニール・ゲイマン! この作品でカーネギー賞とニューベリー賞をダブル受賞という偉業をやってのけた唯一の作家です。

ゲイマンによれば、この物語はディズニー映画としても有名な『ジャングル・ブック』にインスパイアされたという。『ジャングル・ブック』では狼に育てられた少年の話、『墓場の少年』は幽霊に育てられた少年の話。いかにもゲイマンらしい作風です。

過去数年の間に『グッド・オーメンズ』、『アナンシの血脈』、そして『アメリカン・ゴッズ』などが角川からリリースされてきましたが、あちこちで書評を読むと、低評価が多い。やはりイギリス独特の癖というか、テイストというか、そういったのが日本人には受け付けにくいのでしょう。

でも、そんな「ゲイマン・アレルギー」(?)の人たちにこそ、この『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』を読んで欲しいです。

たいてい、幽霊の出てくる物語というとホラー、怪談という定番になりがちですが、ゲイマンの作品に出てくる幽霊たちの、なんと心優しいこと! 決して触れ合うことのできない霊が肉体を持った生者を育てるという愛に溢れた名作です。ボッドと名づけられた少年は墓場で幽霊たちに守られてすくすくと育っていきます。文字の読み書きは、墓石に彫られた文字で学んだり、姿の消し方など、霊界の者たちと住むための勉強が中心だったり、とにかくユニーク。

もちろん全ての幽霊が心優しいわけではありません。中には気難しい者や、スリーアという魔物ももいれば、グールと呼ばれる悪鬼がボッドを狙ったり、色々なことがボッドの身に起きます (傑作なのが、このグールと化した人物のうちの1人が元アメリカ大統領だったりして・・・)。

クライマックスは突然展開が速くなり、ページを捲る手の動きも自然に早くなってきます。

聞くところによると、これも映画化の話が進んでいるようで、2011年に公開される予定らしいです。詳細は不明。できればティム・バートンに監督してほしいです。

キャラの造形がマンネリな既製品となった個性のない宮崎アニメ化には、ぜったいしてほしくないです・・・・。
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著者の作品は始めて読ませていただきました。
一家殺人で一人の赤ん坊だけが助かり生者と死者ともつかない
後見人の男性と幽霊の優しい両親に育てられます。
特別な環境で大きくなっていく中で様々な友達(幽霊と生者)との友情あり
冒険ありでハラハラしながらもとても楽しいです。
西洋独特のブラックユーモアが日本人には馴染みが薄いですが
訳者さんの丁寧な解説でなるほど♪と理解できます。
最後の場面は寂しいですがこれから優しい幽霊たちと別れて
現実社会の荒波へ旅立って行く少年の気概と勇気が感じられました。
久々に素敵な楽しいファンタジー作品に出会いました。
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イギリスの作家ラドヤード・キプリングの「ジャングル・ブック」に影響を受けて書かれた小説の原題は「THE GRAVEYARD BOOK」です。「ジャングル・ブック」が、オオカミに育てられた少年が幾多の冒険を経た末に人間界に戻る話であったように、「墓場の少年」では場所が墓場に、親代わりが幽霊になっています。

冒頭、主人公の少年(赤ん坊)が殺人鬼の魔の手を逃れるシーンがまさにホラー映画ですが、分類としては児童書なので全体にはそれほど怖くはありません。映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のような怖さといえばわかっていただけるでしょうか。ダークで不気味だけど愛嬌があるんです。

ミスター&ミセス・オーエンス夫妻(幽霊)に預けられた赤ん坊はノーボディ(Nobody=誰でもない)・オーエンスと名付けられ、サイラスが後見人として、墓場の外の世界から食べ物を調達してくることになりました。通称「ボッド」(noBODy) は墓場の幽霊たちに守られて、すくすく育ち、人間の少女と出会ったり、グール(食屍鬼)の世界に連れ去られたり、学校に通ったり、様々な冒険をすることになります。ボッドは、何世紀も前に埋葬された幽霊たちの話を聞いて育ったので、歴史の裏話に詳しいあたりが可笑しい。

そもそもボッドと彼の家族は誰に、何故、命を狙われたのか。サイラスとは一体何者なのか。よくできた異色ファンタジーです。
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