「サンゲリア」、「ビヨンド」、「地獄の門」、つまりあの絶倫三作の直後です。アレラがアレラだっただけに、 若干大人しめの感が拭えません。 事実、20年も前にレンタルで観た時には、「なんじゃあ、 この、ネタがみえみえの不条理バナシはあ?」 と、アキレた記憶があります。 しかし、腐るほどホラーを観て、また戻ってくると、 さすがにフルチ作品です。 ワタシの脳味噌を刺激して、エンドルフィンを誘発してくれます。
「愛人を殺し、自殺した男がいた。 その研究をひきつぐために、 夫婦とコドモが『墓地裏の家』にひっこしてくる。 次々殺人が勃発! それらはなにを隠そう、不老不死を身につけた フロイトステイン医師の仕業であった!」
これだけです。 コドモの前に謎の少女がうろうろ。 謎のハウス・キーパー。 唐突な連続殺人。 血まみれの死体。 刺された穴がらウジがこぼれ落ちる、 どうみたってニブくて弱そうなよたよたの フロイトステイン博士! (走って逃げりゃあ、いいじゃん!) そして、解釈に苦しむエンディング! やっぱり、マニア以外には尊敬されないかも。。。
じゃあ、なんで、いいかというと。。。いかにも、なにか起こりそうだという空気、なんだか、怪しいキャラ、そして、「オレはコレをやりたいんだああ!」というなんのテライもない、時には脈絡をも無視するフルチ巨匠の気迫! これに尽きます!