先ほど一通り視聴しましたので、感想を書きます。
画面はワイドスクリーン対応ですが、シネマスコープタイプなので、上下に黒オビが入ります。
画質は、屋外の撮影においては、「青空」、「夜空」に若干粒子状のツブツブを確認しました。
屋内の撮影においては、
粒子感皆無、
白い泡状のノイズ皆無、
「暗闇」を映す場面における色褪せ皆無、
と、3拍子揃っています。
屋内の場面が多い作品ですので、十分合格点です。
「眼」のアップの多い本作品ですが、瞳の色はハッキリ識別できますが、毛細血管までは完全には識別できません。
そんな解像度です。
発色の素晴らしさは、
「どす黒い血のり」、
「人間の臓腑の生々しい赤み」、
「白くきらめき、うごめく、フロイトシュタイン博士の体内の蛆虫」、
等にとりわけ顕著に確認できます。
私の黒い心も大満足です♪
もうね、本当に本当に最高です!
音声は日本語字幕つきの英語音声(モノラル)対応です。
「地獄の門」、「ビヨンド」にはあった、5.1ch化の恩恵は本作品にはありませんでした。
今回も日本語字幕は全面見直しされています。
翻訳者の氏名を明記してあるのも好感度アップです。
(ちなみに「地獄の門」、「ビヨンド」の翻訳をされた方と同じ方です。安心感が湧きます。)
日本語字幕の書体は丸みを帯びた美しいものです。
ますます好感度が高まります。
特典内容は以下の通りです。全ての特典がモノラル音声です。(括弧内は収録時間です。)
1.主要スタッフ&キャストの文字(日本語)による解説。
2.本作品の脚本家のひとり、ダルダーノ・サケッティのインタビュー。(2004年制作)(00:16:16)
本作品の特典の白眉がこのインタビューです。
「地獄の門」、「ビヨンド」、「墓地裏の家」の3作品の名シーンを間にはさみながら(私大喜び♪)、
あまりにも「ざっくばらん」に3作品作成時の思い出話をしています。
特に印象に残ったのは、ダルダーノからみたフルチ監督観です。
・インタビューが始まってすぐの台詞が、「(フルチとは)20年ほどお互いに嫌い合ってきた。」とぶちかますダルダーノ御大。
いくら何でも直球過ぎます御大!
もっともその直後に「後年は打ち解けて、愛が生まれた。」と自己弁護してましたけど。
・フルチの好きなテーマは「運命」だそうです、それも「逃れることのできない運命」を特に好んだとのこと。
・フルチは「物語」に伏線を求め、明確に起承転結のある「物語」を作ろうとしたそうです。
それに対してダルダーノは、
よくありがちな、説明の多い映画など作る必要がない、むしろ映画に説明など無用、とフルチに反論したそうです。
「混沌(カオス)の中から蝶が飛び出してくる。」
ダルダーノは「物語」を自分の中でそう位置づけていました。
また、「普通の起承転結のない話を扱うのは、彼(フルチ)には不可能だった。」と手厳しい。
そりゃあ、20年も嫌い合う訳です。
結局、
「彼(フルチ)は自信を失い、私(ダルダーノ)が求めた誇張を受け入れた。」
「私(ダルダーノ)は彼(フルチ)の語り方が分かり、慣れることができた。」とのこと。
3.削除シーン(00:01:46)
オリジナルネガから発見された未公開の場面が2シーン紹介されています。
音声はありません。
・ノーマンが手からコウモリを引っぺがすシーン。
・ルーシーが買い物から帰ってきて、ボブと話しているシーン。
4.劇場予告編
・アメリカ版予告編1(日本語字幕付き)(00:01:48)
・アメリカ版予告編2(日本語字幕付き)(00:03:23)
・イタリア版予告編(日本語字幕付き)(00:03:14)
5.TVスポット(日本語字幕付き)(00:00:32)
6.フォト・ギャラリー(台詞なし、日本語字幕なし)(00:02:21)
特典映像収録総時間:約28分
オーディオ・コメンタリーは搭載されていません。
最後に「隠し特典」について一言。
本ソフトに同梱されていたペーパーによると、
・地獄の門(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・怪奇!血のしたたる家(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・ビヨンド(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・ハウリング(HDリマスター版)(リリース済)
・墓地裏の家(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・オペラ座の怪人(デジタル・リマスター版)(リリース済)
上記6作品のうち、任意の3作品(たとえば、フルチ監督繋がりで「地獄の門」、「ビヨンド」、「墓地裏の家」)を購入して、
同梱されている葉書に、同じく同梱されている応募券を3枚(=3作品分)添付して、
キャンペーン期間内(〜2010/12/31消印有効)に切手を貼って葉書を出すと、
もれなく(!)『オリジナル・サウンドトラック「地獄の門」+「ビヨンド」CD』(音楽:ファビオ・フリッツィ)(非売品)がプレゼントされます。
詳細は、「ホラーマニアックス・シリーズ」HP(http://www.cinemart.co.jp/horrormaniacs/)を参照して下さい。