内容紹介
2006年第26回写真「ひとつぼ展」に入選し、
石内都などから高い評価を受けた作家・頭山ゆう紀の
原点といえるシリーズをまとめた写真集。
一人の友人の死がきっかけで「記憶を残すもの」という
写真の本来的な機能に改めて気づかされ、
ひたすらシャッターを切られた日常の数々。
それらの写真は生と死の境界線を飛び越え、
生と死が同一視され、等しく闇となって輝く。
頭山ゆう紀の写真の暗さはもって生まれたものではなく、
慎重に模索し、丁寧に選んだ質の良さとしての色彩なのだ。
そこにある日常の画像の距離感が、
頭山ゆう紀の個人的生活やセクシャリティーを軽く越えてしまう冷静な視点が、
写真として成立している。
石内都
著者について
頭山ゆう紀(トウヤマ・ユウキ)
1983年 千葉県生まれ
2004年 専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科卒業
2005年 個展「証」/ビジュアルアーツギャラリー,東京
2006年 第26回写真「ひとつぼ展」/ガーディアン・ガーデン,東京
グループ展「New Visions of Japanese Photography」/雅巣画廊,上海
個展「境界線13」/Lotus Root Gallery,東京
2007年 グループ展「THE EXPOSED of the art vol.2」展/海岸通ギャラリーCASO,大阪
巡回展/PUNCTUM,東京
2008年 個展「さすらい」/art project room ARTZONE,京都
グループ展「THE EXPOSED of the art vol.3」展/海岸通ギャラリーCASO,大阪