偶然なのかそれとも作者の意図によるものなのか、これまでの経過を見るに奇数巻は成仏話がメインに、偶数巻はキャラクターがメインの構成になっているような気がする。
よって本巻は一部の例外はあるにせよ殆んどが成仏話で占められており、それも初期のような数話完結方式ではなく1〜2話程度の簡素な内容に終始している。
内容はそれなりに面白いが、何かもう一捻り欲しいと言うかー、ちょっとマンネリ化の兆しも見えるので、ここらで一度趣向を変えて適度なシリアス路線を加味しても良いのではないだろうか。
(「シリアス」と言ってもらんまの“パンスト太郎編”程度のものであって、本格的にバトル化されるのは大変困るけれども…。ただ今後アニメ化を目指すのであれば、今迄の路線を多少変更して読者に深く印象付ける“中編”程度の話は不可欠であるように思う)
今回一番嬉しかった事は桜の瞳が若干昔の瞳(上大円/左下小円)に戻りつつある事であり、実際犬夜叉末期の瞳は一コマしか登場せず、また他キャラクターの瞳も同様に細かい変化を遂げているように思えた。
絵柄に関しては今後も是非この路線を継続して欲しいと願っている。
(個人的にはカマを振るう鳳の一コマ{P102}が前作を彷彿とさせてとても懐かしかった。アクション描写に関しては決して現代的な手法とは言えないものの高橋留美子ならではの上手さと巧みさが存在するのは事実なので、若干おとなしすぎる現在の構図の中にもっと積極的に取り入れて欲しいと思っている)