サブキャラクターが話の主導権を握り、更にはサブキャラクター同士が掛け合う(=翔真×魔狭人)と言う一番好きなパターン。
(例:弁天×竜之介、面堂×了子、しのぶ×キツネ等々)
まさに高橋留美子作品の醍醐味・真骨頂。
主要キャラクターである十文字や鳳の個性も引き立ってきし、成仏話も当初より密度が濃いものへと変容した事は確実であり、何かエンジンが本格的にかかってきた感じがする。
また当初は粗さが目だった画風も、本巻に及んでは描線が細く繊細になり、キャラクターの顔がより丁寧になってハッキリとしたような気がしてならず、もしそうだとすれば作者が現在上り調子にある顕著な証拠であるように思う。
(高橋留美子の画風って、年月の経過等に関係無く殆んどモチベーションに依存していると思う。
モチベーションの高い時は描線が繊細でキャラクターの顔も生気に溢れているのだが、犬夜叉末期のように一旦モチベーションを失うと描線が極端に太く一本調子になり、キャラクターの顔が生気とその表情を失う傾向が強いように思われる。
現在描線が再び繊細になったと言う事は間違い無く作者のモチベーションが高まっている証拠であり好ましい事この上無いのだが、唯一不満を挙げるとすればキャラクター{特に桜}の「瞳」が犬夜叉末期の名残を依然残していると言う事であり、現在の「上ひび割れ型/中黒点/下交錯線」の「瞳」ではなく、らんま・犬夜叉初期の「上大円・左下小円/下半分薄めトーン」の「瞳」を何卒復活させていただきたいと切に願っている)
年間発行巻数が少な目な事が唯一の気がかりな点ではあるものの、次巻を早くも心待ちにしている状態。