「愛を渇望する境界性人格障害の姿がここに。
愛しても愛しても、それでもまだ愛に飢えて手をのばす人がいる。
そうした女性を恋人に持ち、正面から向かいあって生きた人の、魂の記録が胸にしみる。」
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「境界性パーソナリティ障害」(ボーダー/BPD)をご存じですか?
僕の付き合っていた女性・心子が抱えていた、現代的な心の障害です。
心子とは甘い蜜月と凄まじい修羅場が、目まぐるしく繰り広げられました。
限りなく純真で、千変万化の彼女と一緒に過ごした日々、その波瀾万丈の実体験を描いた
真実のノンフィクションです。
全てを焼き尽くすような、微塵の妥協も許さない心子の強烈な愛情。
壮絶ながら、ピュアでひたむきなラブストーリーです。
心子をはじめボーダーの人は、感情の起伏が激しくて、衝動をコントロールできず、本人も
周囲も大変な葛藤に巻き込まれます。
愛する人を過剰に理想化するかと思うと、一転して致命的にこき下ろします。
白か黒か、どちらかしかありません。
恋人や家族に無際限の"完璧な愛情"を求め、それが得られないと僅かなことでキレたり、
逆にうつ状態になったりしてしまいます。
それは、根源的な「愛情飢餓」から来るものです。
先天的な脳の気質と、成育環境、社会や時代の影響、様々なリスク因子が原因とされていま
す。
しかしその一方、ボーダーの人はこの上なく純粋で人を引き付ける魅力があり、色々な才能
に恵まれていることも少なくありません。
尾崎豊,ダイアナ元妃,太宰治,マリリン・モンローもボーダーだったと言われます。
ボーダーの人は元天使だったと言う人がいます。
心子との交際はすこぶる楽しくて魅惑的ですが、人間に転生してまだ間がないため人の不完
全さを理解できず、神様のような理想像を要求されて、著しい困難を強いられることになって
しまいます。
けれども、完全無欠の愛を得られずに傷つき、最も苦しんでいるのは彼女自身に他なりませ
ん。
彼女たちは誰よりも愛情に飢えているのです。
拙著によって、人間にとり愛情がいかに大切かということを伝えていけたらと思います。
透徹した彼女の生きざまを目の当たりにした時、きっと何かを感じていただけるのではない
かと思います。
【お断り】
拙著に対してはボーダーご本人の方々からも、自分と同じでとても共感・感動し、涙が止ま
らなかったという声が沢山寄せられています。
一方、非常に心が乱れたり、フラッシュバックを起こしたり、傷つく方もいらっしゃいます
。
それが正にボーダーの方の特徴なのかもしれませんが、両極端に分かれるようです。
ボーダーの方にはどれほど意を尽くしても、傷つく時には致命的に傷つかれてしまうため、
ご本人にとっては何よりも辛いことだろうと心が痛みます。
著者としても誠に不本意でなりません。
99%は0%と同じになってしまうボーダーの方には、BPDを扱った書物は諸刃の刃に
なるかもしれません。
ボーダーの方が拙著を読まれる場合、ご本人の心の健康を守る必要があるので、予め上記の
ことをくれぐれもご了承いただきたいとお願いいたします。
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