本書の長所
・解説が詳しい
・問題文が時代別にわけられている
・問題と解説が分冊になっている
・問題の難度が難しすぎず、やさしすぎずでちょうどよい(御三家レベル受験者にとって)
確かに塾で教えるように、ポイントやキーワードを的確に押さえて解説されている。
受験国語では、解答の根拠が重要になってくるが、
本書はそこがきっちり押さえられているので、
「ごく普通のママさんでも指導可能」の、国語では稀有の書である。
ここで、「ごく普通のママさんでも指導可能」というのは、重要である。
国語に関しては、指導者の力量が問われる問題集が多い中、
ここまできっちり解説してくれているとなると、
素人でも十分指導できる魔法のような書であるといえる。
今流行の、「お母さんが教える国語」推奨のチェックは、本書では採用されていない。
むしろ、もっと実践的なチェックが解説に載っているので、非常に参考になる。
そういう意味で、出来る子のための問題集といった趣である。
もっといえば、高校大学受験でも、この問題集は役に立つだろう。
国語では、出口モノの評判がいいが、
「新日本語トレーニング」と「読解・作文トレーニング」の難易度の差が大きい。
そこで、それらの中間の難易度の問題集を探していたのだが、
本書はまさにぴったりはまる。
文英堂といえば、ありきたりの参考書・問題集が多いため、
文英堂と聞くだけで見向きもしなかったが、出色の書である。
御三家レベルの受験生や、ぜひとも国語を得意科目にしたいお子さんには
うってつけの問題集である。