全15巻(文庫版43冊)からなる大著『ローマ人の物語』を、各巻ごとに主要箇所を引用しながら、関連する多数のカラー写真とともに内容を概説したものです。これ1冊で全体の概要がわかりますので、まさにガイドブックの名に値します。
本作を読む前にこちらを読んでもいいですが、予備知識がないとやはりちょっとわかりにくいかもしれません。むしろ本作を読了した後で、こちらを読んで全体を振り返るのに適しています。
文庫版の方は単行本の方からいくつか省略されています。「塩野七生の散歩道」と「粕谷一希との特別対談」、「ローマ人劇場ベストV」、「初級ラテン語講座」が文庫版には収録されていませんので、ちょっと残念です。しかし、これだけのカラー写真をつけてこの値段ならば、非常に良心的だと思います。