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なによりも圧巻だったのはやっぱりその文章力と構成力。
作品の中にグイグイと引き込んでいく魅力をもっていたと思います。
ただ、本格的なSF小説である一方で、物語の重要部分は主要キャラクター達の
感情が揺れ動くさまだったり、現実としてあり得そうな世界の動きだったりするので、
一般的なライトノベルとは少し一線を画しているようなところがあります。
ロボット物でありながら高度な政治的問題とか、ニュータイプという人種に関する云々を描いた、
ファーストの「機動戦士ガンダム」などと近いところがあるのかもしれません。
そういう意味では、20代、30代、40代、そしてそれ以降の年代の方々が、
『ライトノベル』もしくは『SF小説』というものに触れるキッカケと
なるために、オススメしたい一冊であると思います。
事実、有川先生の第二作、『空の中』は、一般向け単行本として、ライトノベルとは違うところに置いてありますしね。
SF小説でありながら、非常に幅の広い読者のシェアを誇る、
傑作であると思います。
……ただ、イラストはもう少しリアルタッチの方が良かった気が、しま、す、がー。
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