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塚本邦雄の青春 (ウェッジ文庫)
 
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塚本邦雄の青春 (ウェッジ文庫) [文庫]

楠見 朋彦
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生涯に二十四冊の詩集とおびただしい小歌集、小説・評論・句集を遺した現代短歌の極北にそびえる歌人塚本邦雄。だが、『水葬物語』でデビューする以前の青年時代は謎に包まれていた。故郷の近江で暮した幼少期、戦時下の呉で短歌に目覚めた青年期、鮮烈なデビューを果す前の習作期―気鋭の小説家楠見朋彦が資料を博捜し、塚本邦雄の知られざる素顔に迫る。文庫オリジナル。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

楠見 朋彦
小説家。1972年大阪生まれ。1994年より塚本邦雄に師事。韻文定型詩の要諦を学ぶ。1999年、『零歳の詩人』(集英社)ですばる文学賞受賞。同作と『マルコ・ポーロと私』(集英社)、「小鳥の母」で芥川賞候補に選ばれる。平成12年度大阪市咲くやこの花賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 362ページ
  • 出版社: ウェッジ (2009/02)
  • ISBN-10: 4863100418
  • ISBN-13: 978-4863100411
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 264,167位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
現代短歌を変えたとも言われる塚本邦雄の青春時代を中心に
主に作品解説をメインに筆を進めていく。
その意味では、「塚本邦雄はナニモノだったのか」という人物評伝ではない。
個人的には、たとえば寺山修司の評伝が無数にあるように、
没後3年、塚本邦雄の評伝が出てもおかしくはないと思うし、
出版されたらぜひ読みたい。

本書は、「水葬物語」でデビューする以前が、メイン。
いわば「歌人・塚本は、いかにして誕生したか」を探る本である。
総合的な評伝としては物足りないが、
塚本邦雄の原点を垣間見ることのできる得難い1冊かも知れない。

難解と言われる塚本短歌だが、気合(?)を入れて読み込めば
何とも言えない世界が見えてくる。
塚本邦雄は歌人である前に「詩人」だったと痛感させられる1冊でもある。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
謎に満ちたというよりは、虚構の年譜を生きてきたと思わせる孤高の歌人の青年時代を描く得がたい1冊。

評者は読んだことはないが、1972年生まれの著者・楠見朋彦は塚本邦雄に師事していたのだという。
筆致は禁欲的であり、素っ気無いくらいで、エンターテインメント作家の手になるものとは思われぬくらいだが、難解、鮮烈な塚本の歌を解明するよすがとなるかもしれない。
京都新聞の滋賀版に連載されていたものをまとめたこともあり、淡々としているが、読みやすい。

それにしても塚本の歌のむずかしいこと。鮮烈なのだが読めば読むほどむずかしい。どこかで読む者の解釈を拒むところがある。それこそが文藝かもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
複雑な軌跡 2011/7/30
By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫
いつも米原駅の新幹線の待合室の売店のところで見かけていた作品でした。歌人の生涯といわれても関心がなかったのですが、どういうわけか今回の近江旅行の帰りの際に購入することになりました。近江との関わりという観点に惹かれて読み始めてみた。しかし初めての現代短歌への挑戦でしたので、思った以上に時間がかかってしまいました。
青春というテーマが示唆するとおり、作業は戦前と戦後を含む時代の作品の解読ということになります。著者の解読作業はさまざまな資料の渉猟と膨大なうずもれた作品の再解釈です。短歌の解釈については素人はただただ著者の説明を追っかけていくだけです。その軌跡は、地理的にも、呉、松江、倉敷に渡っていきます。1920年生まれでありながら最後まで徴兵されることなく、戦後を迎えた塚本の軌跡は複雑なものです。ひとまずは著者による再配置の作業をじっくり味わってみてください。
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