「面白い」作品というのは作家さんである以上は当然として、そこにプラスαがどれだけ足せるかに、“プロ”かどうかが出ると思います。
この作品は、中身はフィクション色が強いながらも、歴史好きor剣豪好きの方にはオススメです。
序盤のただひたすら「強くなりたい!」と思っている若年の卜伝から、終盤あたりからの円熟の境地に辿り着いて精神的に落ち着いている卜伝まで、それらの流れがスラスラと読めます。
実際、武術をしていると自分でも気付かない間にだんだん精神的に落ち着いてくるもので、そういったところの描写は本当にお見事です。
ただ、作中に登場する登場人物たちの刀が……いささか長すぎるかなと(笑)
卜伝は二尺六寸〜三尺二寸の刀を使っているのですが、まぁこれくらいなら「長げぇ〜!」で済むのですが…。
敵たちの刀が四尺越えやら五尺越えやらはさすがに…(苦笑)
まぁそれも含めてのフィクションなのですが、作品が面白いことに変わりはなし!!
卜伝ファンはもちろん、剣豪・剣聖ファンにもオススメであります。