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場所の力―パブリック・ヒストリーとしての都市景観
 
 

場所の力―パブリック・ヒストリーとしての都市景観 [単行本]

ドロレス ハイデン , Dolores Hayden , 後藤 春彦 , 佐藤 俊郎 , 篠田 裕見
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

本書は、著者自身をはじめとする建築・都市計画の専門家と、歴史家、デザイナーなど、さまざまな人々との協働作業を通じて、「場所の力」を顕在化するための理論と実践について著されたものである。
 「場所の力」とは「地霊(ゲニウス・ロキ)」にも通底する概念だが、現代に生きる私達市民一人ひとりの生活に密着した記憶に根ざすものであり、「場所の力」の顕在化のプロセスには、地域を再生させる参加型の運動論的な視点が内在しているところに特徴がある。
 バナキュラーな街並み、市井の人々の仕事や生活の営みさえも、地域の人々にとって価値あるものであることが、日本でもようやく気付かれるようになってきた。しかし、なぜこれらが保全の対象となり得るかを共通の理解のもとに位置づけることはとても難しかった。本書は、「美観」「文化財」といった従来の枠組を超える「生活景」の価値をパブリック・ヒストリーという概念から説いた意欲的な試みであり、文化的背景の違いを超えて日本のまちづくりにも大きな示唆を与えるものである。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、著者自身をはじめとする建築・都市計画の専門家と、歴史家、デザイナーなど、さまざまな人々との協働作業を通じて、「場所の力」を顕在化するための理論と実践について著されたものである。

登録情報

  • 単行本: 319ページ
  • 出版社: 学芸出版社 (2002/03)
  • ISBN-10: 4761531029
  • ISBN-13: 978-4761531027
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 668,867位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 著者の膨大なる知識に感銘を覚える, 2012/5/22
By 
ladymarmalade (港区) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
本書はエール大学でアメリカ研究、都市研究の教鞭を執るドロレス・ヘイデン教授が1995年に出版したものである。「パワー・オブ・プレイス」というタイトルが強烈なメッセージを含んでいるが、このパワー・オブ・プレイスは彼女が主宰していたグループの名称であることを知る。とはいえ、本書の内容は、このタイトルと合致したものとなっている。本書は二部から構成されている。第一部は一般論として、都市のランドスケープの記憶を保全することの重要性を、これまで無視されていたマイノリティのアメリカの都市史を踏まえて解説する。空間への愛着がどのように育まれるのか、センス・オブ・プレイスと政治としてのプレイスとの対比、記憶が消されたランドスケープにおいてパブリック・アートが果たす機能の有効性。著者は、自身の膨大なる知識を編集して、これまでの「都市開発」がいかに多くの貴重な都市の記憶を葬りやってしまったのか、そして、その失敗をどのように修繕していけばよいのかを述べている。都市デザイナー必読と言いたくなるような素晴らしい文章が続く。さて、第二部は一転、変わって、ロスアンジェルスにおいて著者そして、著者のグループが実践した事例を3つほど紹介している。これらの事例は、ロスアンジェルスの事情、そしてアメリカのマイノリティの人達の歴史などに詳しくないと分かりにくい内容となっている。そういう点では、第一部は専門的なことを述べているがむしろ分かりやすく、第二部の方が文章的には分かりやすいのであるが、その背景を理解するのは、ロス事情やアメリカの社会問題の基礎的な知識が求められるのではないかと思われる。私はロスに4年間住んでいたのと、アメリカの大学院に通っていたので理解できたが、そうでないとちょっと難しいかもしれない。そういう点では、読者の範囲をあまり広く想定しないで書かれた本なのではないかとも思う。その点を差し引いて☆は4つにした。第一部だけに限れば、間違いなく☆5つの名著であると思われる。
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