日本の国を代表する人達が世界を渡り歩いて研究する・・・確かにこういった行動を採った国というのは他に見たことも聞いたことも無い。
岩倉使節団が欧米や東南アジアなど世界をグルリと歴訪し(研修名目の旅行ではない!!)、それが生の体験となって、以後の日本の国造りに多大な影響を持つ。それを肌で感じてきた者とそうでない者との「温度差」が、国内の政権争いの種になってたりする。例えば西郷隆盛と大久保利通などの差も同じ。大久保は西郷に「オマエも見てこい。」というような事を言ったらしいが、西郷はその必要性を特に感じなかったらしい。その西郷は結局、部下達に担がれた格好で西南の役に付き合い、最後は自刃することとなるが・・・実際「世界はいまどうなっているのか。」を自分の目で見てきた者とそうでない者との差・・・これは埋められない差になってしまうのだ。謙虚に海外視察をし、議会などくまなく見て、それ以外の庶民生活まで記録をしている岩倉使節団の面々。そこには「表向きはこうだが、庶民生活はこうだ。その背景には・・・」などかなり興味深い記載がされている。「よく見ているなぁ・・・」と感心し、また参考になります。今の人たちよりよっぽど目が肥えてますよ。
また意外な事に、当時の欧米諸国の、日本に対する評価はすこぶる高かったようだ。新聞記事などからそれは窺える。