190ミリ角の大きくはないが割合たっぷりしたページの本。
だからひとつひとつの住宅にページが必要な分だけある。
写真は発表時ではなく、最近撮られたらしいものが中心で、
そこそこ生活感、使用感があり、見ていて楽しい。
必ずしもみすぼらしくならずに味になっているのは想像通り。
もちろんそういう写真が注意深く選ばれているのだろう。撮影は堀部自身。
図面は表紙カバーのような、引込戸まで書き込まれた省略されすぎていない、
手書きの1/150の平面図に植栽や周辺がやわらかくドローイングされたものが載っている。
1995年の南の家から2006年の鵠沼の家まで年代順に並んでいるので、
使用する素材などはほとんど変わらないまま、プランが段々おかしくなって行くのがよくわかる。
写真、ドローイング、本のサイズなど全体として堀部の建築のようなにきれいにまとまっている。
手元に置いておきたくなる本。