国文科の出身なのでもともと変体仮名は読めたのですが、いわゆる古文書の崩し文字とは付き合いがありませんでした。必要が生じたので、にわか勉強でこの本を二日で仕上げました。すると、今までみみずののたくった線にしか見えなかった「御座候」やら「有之候得共」が、ちゃんとそう読めるようになりました。たった二日の勉強で、丁寧に書かれた書類ならすらすら読めるようになったのだから驚きです。以前類書で勉強したときはこうはなりませんでした。構成に工夫があって、情報を提供する順序が理に適っているのだと思います。
巻紙に達筆で書かれたものはまだお手上げですが、明治初期の官僚が書いた書類が読めれば当面の用は足りるので、ありがたい限りです。これを機会に上級者篇に進もうかと考えています。