私は体調を崩し、入院することになりました。悲しみの毎日でしたが、時間はたっぷりあることだし、入院中にかぎ針を勉強することにしました。私は、この本と毛糸玉ひとつ、1本のかぎ針だけを持って入院しました。それまでの経験は棒針でセーターを1着編み上げたことだけ。頼りになるのはこの本だけでした。記号図の意味も分からない私は、この本に書いてある通りにやってみるしか出来ませんでした。しかし、この本で練習しているうちに、記号図の意味が分かってきたんです!初めて記号の意味が分かったときの、あの喜びは今でも忘れることが出来ません。半年間の入院で体調もよくなり、退院する頃にはレース編みに入っていました。今は自分の作品をレンタルBOXで売る計画を立てています。始めは病気になったことを恨み悲しみましたが、今は入院をきっかけにこの本と出会え、新しい世界が広がったことに感謝しています。