まず栄養素、糖に脂質にタンパクそれからビタミンミネラル。
次にそれらの栄養の消化・吸収・代謝、消化器と酵素など。
代謝の流れとエネルギー消費の考え方、
アスリートに適した食事・糖質補給・サプリメント摂取の考え方。
さらに競技力向上のためのポイント、世代別ポイント。
専門用語が沢山出てきます。ただ文章は平易な表現なので誰でも理解
することができるのではないかと思います。個人的な感想ですが、
指導者やトレーナーといった、既に最低限の栄養に関する知識を
持っている人には体系だてられた内容は大変勉強になると思います。
一方、「これから運動を始める」アスリートが独学で読み始めるには
少し重たい内容だと感じました。ただそれは著者も触れているように、
スポーツ栄養学に関して「都合の良いところをつまみ食いした活用」
の弊害を避けるための正確な記述ゆえかなと思います。
聞きかじりではなく、栄養について正しい知識を身につけてそれを
スポーツに活かしたい、さらに発展させたい人にはおススメです。
ただちに手法を会得したい、という目的にはあまり向いていないと
思います。恐らくそうしたマニュアルは存在すると思いますが、
そんな風に簡単に型にははめられないとするのが本書のスタンスです。