著者が主催している「英語喫茶」のファンで、
本が出版されると言う事で、楽しみにしていました。
手元に来て中身を確認しましたが、
「英語喫茶」のエッセンスは確かに感じられますが、
どちらかと言うと、英語からしばらく離れていた社会人や、
英文法を苦手にしている中高生向けの本と言う感じがします。
「英語喫茶」に含まれる内容を余す所載せてあると言う本ではありません。
どちらかと言うと、ダイジェスト版と言った感じではないでしょうか。
でも、それはそれで、この内容で本として出版される価値は、充分あるかと思います。
まず、「英語喫茶」の存在が知られる事になりますし、
既存の文法書には無い解説が所々見られますからね。
特に現在完了の所の時間感覚(ホームページほど詳しくはないですが)
の解説は、一見の価値があると思います。
この感覚について詳しく解説している文法書は殆どありません。
「英文法解説」なんかでも、数行程度、サラっとしか書かれてないので、
多くの読者はその重要性を見落としてしまうんですよね。
実践ロイヤルなんかも、さらっとしか解説してませんし。
自分は文法書の出来を見る時、最初は時制、特に現在完了を
どのように解説しているかを最初に見て判断するものですから、
ロイヤル実践なんかは、最初ただの駄本にしか思ってませんでした(笑)。
実践の場合、現在完了周辺以外は、結構良い解説をしているのですが。
他に解りやすい現在完了の解説について1冊挙げるとすれば、
日本語版の「実例英文法」ですね。この本と、T・D ミントンの
「日本人の英文法」を比べ読みしながら、初めて現在完了の意味を理解しました。
「英語喫茶」の方の文法解説は、この本よりも圧倒的に奥が深いので、
この本で英文法に興味を持った人はホームページの方もご覧になるといいかと思います。