本書の対象は、独習する場合
「一度統計学を履修したことがある方」
もしくは、「入門書を一冊は読んだ方」向けと感じました
理由は、直感的な理解だけでなく、
証明も割ときっちり載っているからです
通読するために必要な数学は、高校の微積分とΣの扱いくらいでしょうか
(高校の確率については理解していなくても、
丁寧な解説&問題が載っています)
その他、キッチリ式を追う根気も多少は必要です
(本書は証明を飛ばして分かるようには書いていないと感じました)
確かに他の評者が「入門」と指摘する通り
初めから証明も含め、キチンと式や文章を追って行けば
初学者でも理解出来るように書かれています
よって、適切な補助、指導があれば入門書としても十分対応可能です
(数学に自信のある方なら入門書としても独学で読み進められると思います)
(ただし、もっと簡単な入門書があります)
本書では具体例も数多く挙げられており、
習っていることがどのように使えるか理解しながら学べるので
読んでいて楽しかったです
そして、本書の最も良い点は、問題量の多さだと思います
1章に約20問ずつ練習問題があり、解答が完備されています。
これにより、知識の確認、定着だけでなく
種々の試験に対応出来ると思われます
もし数学に懸念のある方、証明を追うのが面倒な方は
まず鳥居「はじめての統計学」
小島「完全独習統計学入門」
から始められると統計学のエッセンスが掴めて良いかと思います