人はほかの人と関わらないと生きていけないけれども
同時にその関わり方にバランスを欠いているときに
苦しみを生む。
この本が教えてくれることは、
不毛な関係性の手放し方である。
といっても、
相手を投げ捨てて人生から追い出すのではなく、
相手との不毛な感情の綱引きをやめること。
おもしろいのは、
無視や無反応、姿を隠すというのも、
相手の注目をひくためのひっかけであるということだった。
たしかにそれをやられると、
気になってしまうだろう。
それもひとつの見えない感情的な暴力でもあるのだ。
この本にはケーススタディが豊富にかかれているが、
一貫したテーマが、
自分で自分を大切にすることとであった。
「何も与えようとしない相手に媚びるのをやめる。」
「本当はやりたくないことに渋々同意するのをやめる。」
このあたりなんかはとくに
女性にとって大切な姿勢なのではないかと思う。
「自分は無価値だ。」
「自分は無力だ。」
という見えない呪縛から自分を解放していくために。