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城塞 (中巻) (新潮文庫)
 
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城塞 (中巻) (新潮文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

登録情報

  • 文庫: 588ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2002/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101152217
  • ISBN-13: 978-4101152219
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 72,716位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
長編では「覇王の家」に並ぶ傑作だと思うが、「覇王の家」より長いし、出てくる人物も多岐にわたり、まさに著者の「戦国もの」の中で一番良いと思う。「竜馬がいく」「坂の上の雲」「関ヶ原」その他多くの有名な作品は、確かに読みごたえはあるけれど、特定の人物に照準を当てており、良くも悪くも理想化、ややパターン化しているので、なんとなく鼻についてくるところもあった。「城塞」は、家康はじめ、あまたの武将や女性が大小入り乱れ、しかも一人に拘泥しないで的確に描いて、その時代を描いている。散漫な感じもなく、また、大阪城が潰されていく最後までを、「悲劇」の単調な下降線にならないように、描ききったのはすごい。中巻から、列伝体の風にもなってくるが、それが飽きさせなかったが、「長編」の姿を失わずに持って行ったところも凄いと思った。『甲陽軍鑑』の著者小幡景憲を舞台回しに使ったのも、上手な方法だったが、結局、徳川家康の描写が一番リアリティがあって、多面的で奥行きのあるプラグマティストそして、どことなくユーモアと諦念の雰囲気が見事に出ていたと思う。個人的には、司馬遼太郎は、戦国時代の作品が好きで、本作品と、「覇王の家」「豊臣家の人々」がとても良いと思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大阪の冬の陣 2007/6/19
By 鈴木純一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
中巻は大阪の冬の陣から夏の陣へ。家康のやり口は相変わらず狡猾というか、汚いというか、賢いのに対して、豊臣側は相変わらず知能的に赤子のような対応。それでいて豊臣上層部には危機感が薄いのが、呆れるのを通り越して悲しくなってきます。死に場所を探している侍ならともかく、一旗あげたいと思っている現場からすれば最悪の上司としかいいようがない。いや、あるいは、有能な現場と愚かな上層部を乖離させ続けたのは家康の狙ったことなのかもしれない。のちに家康が幕府を開いたときには、豊臣の姿を大いに反面教師にしたのではないか。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書を読むと、何故、家康以前の武将達、信長や秀吉が一代限りであり、徳川家の世が300年も続いたのかが嫌になるぐらい良く分かる。知能戦と言えばいいのかもしれないが、家康に手玉に取られ、自分達の首を絞めるほうに絞めるほうにと進んでいってしまう豊臣一族。豊臣家滅亡への道筋の中でも、武将としての道を生きる真田幸村や後藤又兵衛といった己を貫ける個性たち。「関ヶ原」から読み始めて、ようやく城塞の中巻まで読了しました。次には「覇王の家」を読んで、“江戸時代をかたちづくったもの”を自分なりに整理したいと思っています。
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