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城を噛ませた男
 
 

城を噛ませた男 [単行本]

伊東潤
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

われらの流儀で戦わせていただく
戦国時代。賭けるのは、命。信じるのは、己の腕。

「全方向土下座外交」で生き延びた弱小勢力もついに運の尽きが。起死回生はあるのか?(見えすぎた物見)
落城必至。強大な水軍に狙われた城に籠もる鯨取りの親方が仕掛けた血煙巻き上がる大反撃とは?(鯨のくる城)
まずは奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。奇謀の士が仕組んだ驚愕の策とは?(城を噛ませた男)
のるか、そるか。極限状態で「それぞれの戦い」に挑む人間を熱く描いた渾身作全五編を収録!

劇的かつ多彩。「豪腕」伊東潤の描く壮烈な物語に、痺れろ。

内容(「BOOK」データベースより)

「全方向土下座外交」で生き延びた弱小勢力もついに運の尽きが。起死回生はあるのか(見えすぎた物見)。落城必至。強大な水軍に狙われた城に籠もる鯨取りの親方が仕掛けた血煙巻き上がる大反撃とは(鯨のくる城)。まずは奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。奇謀の士が仕組んだ驚愕の策とは(城を噛ませた男)。のるか、そるか。極限状態で「それぞれの戦い」に挑む人間の姿を熱く描いた渾身作。

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/10/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334927815
  • ISBN-13: 978-4334927813
  • 発売日: 2011/10/18
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 15,376位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
題名が良いね 2011/10/24
城を噛ませた男・見えすぎた物見・鯨のくる城・椿の咲く寺・江雪左文字の全五話の短編集。
それぞれが長編と同等のクオリティーで描かれた作者得意の戦国ストーリーです。
特にそれぞれの題名が気に入りました。
「城を噛ませた男」と聞いても・・・
豊臣秀吉の北条征伐の発端を描いた小説とは思いませんでした。
自分の城を犠牲にして戦の大義名分を作った真田昌幸。
このへんの小説は多々あるけど、城を噛ませた男と表現した作者の発想に引かれました。
他の「見えすぎた物見」「鯨のくる城」「椿の咲く寺」などは歴史の表舞台に登場しない脇役達を主役に添えて、劇的かつ多彩な物語になってます。
この作者の短編集は好きで良く読むのですが、毎回進化する小説に読む楽しみを味わえます。
ただ、面白かったというだけでなく、作者の伊東潤が何かを訴えてるような気がします。その辺を考えるのも楽しみのひとつですかね。もっとも凡人の私にはなかなか理解できませんが・・・・
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By INAVI トップ1000レビュアー
5編の短編集だが、全てに共通するのは、策に生きる者達が主役であること。

表題の「城を噛ませた男」は、そのユニークな題材とは裏腹に、知略・謀略に生きる男の面白さを正面から扱っており、最も面白く、一方で、もっともドンデン返しのない、王道な仕上がりとなっている。

一方で、最初の「見えすぎた物見」とラストの「江雪左門字」のラストのコントラストなど、短編の並べ方にも巧さがある。後者のラストは、前者のラストがあるからこそ、つまり最初のお終いと最後のお終いが対になっているところが面白い。

また、地域・時代・人物などマイナーなところを扱いながら、人物や時代をクロスオーバーさせることで、短編間につながりを持たせていたりと、作者の手練れぶりからも読者は楽に作品世界に浸れる。映像化されたことのない人というのは、読者が人物像を色々とイメージ出来るので、有体にいえば、勝手にキャスト考えたりできる。

大掛かりな時代絵巻もいいが、こうした狭い土地に己の全てを傾けて戦う者の生き様というのは、時代を超えて、現在を必死で生きる者の共感につながるところがある。その点で、「鯨のくる城」の漁師など、脇役まで丁寧に描きこむことで、リアリティが高まっている。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
短編の名手として、すでに名を成している著者が、得意技の数々を惜しげもなく注ぎ込んだ連作短編集。
何となく読んでいると、ガツンと頭を叩かれるのは、『戦国鬼譚 惨』と『戦国無常 首獲り』と同じ展開(笑)。
「どんでん返しばかりじゃないよ」とばかりに、構成の妙や秀逸な描写で読ませるのは、さらに作家の成長を感じさせる。
この先、どこまで伸びるのか。
次回作が楽しみだ。
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