千太郎の過去が明かされ、
律子と薫の関係に一つの区切りがつき
そして千太郎と薫の友情に信頼が生まれた
そんな巻でした。
1966年の九州を舞台に繰り広げられる青春群像。
服装や髪型、時代背景、流行は違えど
恋に、友情に翻弄されながら、鮮やかに青春を駆け抜ける
高校生の姿は昔も今も変わりません。
この作品には決して派手さはありませんが
それでも「この時代をもう一度やり直してみたい」
という一種の感慨深いものが
純粋に胸にストンと落ちてきます。
ネットも携帯電話も、そしてテレビすら一般的でなかった時代の
ゆっくりと流れる青春時代のど真ん中を生きる登場人物たちの
ほろ苦い悩みが画面いっぱいに溢れています。
今更ながら
高校時代って一瞬しかないんだなあと痛感させられる
そんな作品です。