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坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道 (幻冬舎新書)
 
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坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道 (幻冬舎新書) [新書]

中川 右介
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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合計価格: ¥ 1,932

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。一方。女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。これは未曾有の奇跡なのだ。彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。葛藤と相克の四十年。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中川 右介
1960年生まれ。編集者、文筆業。早稲田大学第二文学部卒業後、クラシック音楽・歌舞伎を中心に、膨大な資料を収集し、比較対照作業から見逃されていた事実を再構築する独自のスタイルで精力的に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 337ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/05)
  • ISBN-10: 4344981707
  • ISBN-13: 978-4344981706
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 134,344位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
これから歌舞伎ファンになりたいという、
“歌舞伎素人”の自分が読んで思った率直な感想なので、あまり参考にならないかもしれませんが…、

坂東玉三郎が好きすぎるあまりに、偏った視点で書かれた読み物だと思いました。

確かに
事実や記録などは事細かに調査されており、データとしてはとても参考になりました。
また、偉大な女形の陰に押し込められていたという素晴らしい才能を、こうして文章で改めて知ることができるのは
非常に良いことだと思います。
自分も坂東玉三郎について改めて興味を持った次第です。

しかし、いかんせん文章がうるさい…。

逐一、六世中村歌右衛門への皮肉を挟んでこられるので、
素直な文章を期待した者にしてみれば単なる歌右衛門の『悪口本』のように思えてしまう。
「坂東玉三郎側の視点で書く」ということについて、どこか歪曲していて、客観性には乏しいと感じます。

坂東玉三郎ファン、かつ、アンチ・六世中村歌右衛門にとっては絶賛される本であるとは思いますが…、
“歌舞伎”ファンにしてみれば
あまり気持ちの良い本とはいえないかもしれないです。
このレビューは参考になりましたか?
33 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
こうした本を書かれた玉三郎に、心底同情する。
この本は、玉三郎と、彼が敬慕した六代目歌右衛門への
侮辱以外しかないからだ。

歌舞伎をいつから見始めたかという観劇歴の浅さや、本人に
直接インタビューしていない、という批判はこの際あたらない。

渡辺保は、「女形の運命」を、六代目歌右衛門と全く無面識で書いた。

役者にとって、舞台が全てであって、権力闘争のために彼らは芝居をして
いるわけではない。

著者にはそのことが全くわかっておらず、芸について語らない。
語るだけの見識がないということか。

こうした俗説本がふりまかれ、歌舞伎ファンの目を曇らせているのは、
悲しいというほかない。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
いつもながら、この著者の本はあっという間に読める。
そして、いつもながら、演劇論とか演技論には踏み込まない。
淡々と、事実が語られていく。

読後、まず思うのは、ただきれいな女形というイメージでしかなかった玉三郎が
こんなにも苦労し、そして、こんなにも他の分野の芸術家に賞賛されていたのかということ。

冒頭から、三島由紀夫やら澁澤龍彦、円地文子といった文学者が登場し
普通の歌舞伎の本とは違うぞ、と思わせる。
文学者間で、玉三郎を最初に発見したのは誰かといったことを列記していくことで
当時の作家たちの、玉三郎への熱い視線が伝わる。

養父守田勘彌が歌舞伎の世界で疎外されていたため、
玉三郎も歌舞伎座に出ることができず、
その間隙をぬって、国立劇場の一スタッフが、玉三郎を同劇場のスターにさせる
プロジェクトを個人で推進していったとは、知らなかった。

全体に、1985年の団十郎襲名までに大半の頁が割かれており
その後については、概略を示すに留め、
今年の歌舞伎座さよなら公演での玉三郎の位置を確認して終わる。
著者の関心は、「スター誕生」の物語にあるのだろう。

その意味で、80年代・90年代から玉三郎のファンになった人にとっては
そのあたりのことが書かれていないのは不服かもしれないが
そのあたりのことは、よく知っているわけだから
あまり知られていない、不遇時代にスポットを当ててくれた
この本は、ありがたいと考えるべきか。
昔の舞台の記述が淡々としているだけに
観たかった、と思わせる。

歌右衛門との確執については、実際にあったのかどうかが
はっきりしないためか、そんなに描かれてはいない。
だけど、歌右衛門の存在の大きさは、かなりよく分かる。
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