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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
出すべき本を出版する姿勢を支持したい。,
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レビュー対象商品: 坂口尚短編集 (第1巻) (坂口尚短編集 第 1巻) (単行本)
'78年'79年は坂口尚の漫画家としてのカムバックの年だった。坂口尚は24時間スペシャルアニメ「バンダーブック」「マリンエクスプレス」「フウムーン」等手塚プロのアニメーターとして活躍しながら同時進行でマンガ作品を発表していた。その時期の作品を主にあつめた単行本がこの「午后の風」だ。 「シリーズ午后の風」と同時期に発表された作品を中心に全16編の短編で構成されている。 だからこのシリーズは、カラーで発表された作品は出来る限りカラーで収録する方針になったようなのだけれども、それが価格に反映してしまったのだろう。 ツヤ消しコート紙の使用、製版、これまでの誤植を修正など作者への愛着を感じる本作りになっているし、ファンの意見を取り入れて作られただけにラインナップもいい。 一見高いと感じるかもしれない価格帯の本だけれども、それに見合った本になっていると思う。 「ほんとうに『はばたき』(「午后の風」収録作品)が好きですねぇ…」と言われる事がある。 おそらくアクリル絵の具で描かれたイラスト風の構成だったために、これまで単行本に収録されず埋もれてきた作品だったのだろう。 一見地味な本であるだけに、決して爆発的な売れ線ではない本だろうと思うけれども、出すべき本を出版する姿勢を支持したい。
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