3年がかりの大作の、完結編です。
1年の最後の1カ月しか放送がない作品だったのに、
あっという間&心に残る作品だったと思います。
日露真っただ中、そして終戦となる今回の完結編。
作者の司馬先生が「戦争賛美」になりはしないかと、生前心配されていたため、
叶わなかったドラマ化だそうですが、その心配はないと思いました。
砲弾で次々と倒れていき、接近戦になればナイフや銃剣で刺し合い泥まみれで死んでいく両国の陸軍兵。
リアルすぎて、目を何度かそむけました。
そして、海軍の作戦参謀として、活躍したにもかかわらず、勝てたという喜びよりも、
人の死を見続け、それに苦悩する真之さんの姿を見たら、「戦争ってかっこいい」とは思わないでしょう。
陸軍の司令官として戦いを指揮するものの、兵を死なせていくことしかできない乃木大将の深い苦悩や
悲しみは見ていて苦しかったです。柄本さんの演技は、素晴らしかったです。
また、同じ女性として、目立つことはしないけれど夫や息子を信じ、
支え続けた、秋山家の女性たちや律さん、乃木夫人などの明治の女性の強さも素敵だと思いました。
今の平成の女性は同じ事…できないだろうなあ^^;
夫や恋人を支えるなんて、ダサいって思われてそうだもの−−;。
自由と引き換えに、本来の日本の女性が持っている強さを亡くしてしまってる気がします。
私は愛媛の生まれで、よく秋山兄弟と子規さんの故郷でもある松山にも遊びに行きますが、
未だに歴史の残る、とてもいい街です。
自分に自信を失いかけた時に見ると、
「少年同様の幼い国が、まっすぐにひた走って、がんばったんだぞ」
という、勇気をもらえるので、BOX1,2と購入しましたが、今回も楽しみです。
欲を言えば、1年間の大河でゆっくり見たかったですね。
文庫で8冊の大作を90分×13では、やっぱり短かった気がします。