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(坂の上の雲では分からない) 日露戦争陸戦
 
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(坂の上の雲では分からない) 日露戦争陸戦 [単行本]

別宮 暖朗
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本軍大勝利で終わった日露戦争。その勝因はさまざまにいわれてきた。司馬遼太郎は『坂の上の雲』で、日本軍は兵力において劣ったが、作戦計画能力で上回ったためと書いたが、それは全く事実に反する。開戦時、陸軍には事前の作戦計画と呼べるものはなく、陸戦の開始は開戦から80日も遅れた。ではどうして陸軍は勝つことができたのか? それは、参謀本部の独りよがりの作戦計画を、現場の実情にあわせて修正し、自ら戦機をつかんで勝利に導いた各級の指揮官と献身的な兵士がいたからだ。日露開戦の経緯から終戦交渉に至るまで、新たな視点から日露陸戦勝利の実相を描く!

内容(「BOOK」データベースより)

日本軍大勝利で終わった日露戦争。その勝因はさまざまにいわれてきた。司馬遼太郎は『坂の上の雲』で、日本軍は兵力において劣ったが、作戦計画能力で上回ったためと書いたが、それは全く事実に反する。開戦時、陸軍には事前の作戦計画と呼べるものはなく、陸戦の開始は開戦から八〇日も遅れた。ではどうして陸軍は勝つことができたのか?それは、参謀本部の独りよがりの作戦計画を、現場の実情にあわせて修正し、自ら戦機をつかんで勝利に導いた各級の指揮官と献身的な兵士がいたからだ。日露開戦の経緯から終戦交渉に至るまで、新たな視点から日露陸戦勝利の実相を描く。

登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: 並木書房 (2009/10/8)
  • ISBN-10: 4890632492
  • ISBN-13: 978-4890632497
  • 発売日: 2009/10/8
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
「『坂之上の雲』では分からない」と冠した同じ著者による日露戦争に関する本としては「旅順攻防戦」「日本海海戦」に続いて3冊目、今回はまた陸戦に関する本ですが、旅順以外の開戦以後、奉天までの戦いを取り上げます。そして、今回はそれに合わせて日露戦争の開戦経緯が前半詳しく描かれています。たぶん、この部分、類書でここまで要領よく描かれた本は初めてでしょう。

そして、開戦後の各作戦が開戦前の陸軍の戦争準備の実態とともに描かれていきます。そこに見えるのは大本営、そして満州軍司令部参謀達の実情を無視した作戦とそれを自らの血と汗でフォローして勝利へと導いた前線の将兵たちの努力でした。

副題の「児玉源太郎は名参謀ではなかった」はいたずらに彼の名を貶めているわけではありません。満州軍参謀長としての彼は神のごとき名作戦を主導するという「坂之上の雲」をはじめとする多くの書で描かれるような人物ではなく、むしろエリート参謀や各司令官達の調整役に徹した政治家向きの軍人だったと著者は述べているのです。この部分だけでもしかし、十分に斬新な見方と思います。

丁度今年はNHKでドラマ「坂の上の雲」が放映されます。しかしこの本は司馬作品を読まれた方にとっては知的な挑戦になるはずです。一方は小説ですが、しかしその影響は我々には大きいものがありました。一種教科書的ともいえる固定観念に対する、事実と精緻な論証の挑戦。あらためてもう一度100年前の人々の肉声に声を傾けてみようかというきっかけになる良書と思います。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
メディアや出版物を通じて世に伝えられている日露戦争の姿はあまりに一方的かつ一面的に過ぎると思います。

戦や歴史が、そんな薄っぺらな見方で把握できるものとはとても思えません。

以前もどこかで書きましたが、つくり手側はこういう歴史ドラマを、ひとつの商品として今の時代に売れやすいようにつくるものです。これは無理ありません。

しかし問題は、受け手側が、見たものを「歴史を舞台にしたフィクションだな。結構楽しめたよ」でなく「歴史の事実」として大真面目に受け入れてしまっていることです。

残念ならこのギャップを埋めるには、見る側がギャップに気づくことしか方法はありません。

本著(というよりは著者の日露戦争3部作と言ったほうがいいかもしれません)は、日露戦役、ひいてはわが現代史を多面的に見るクセをつけてくれる貴重な出版物です。

要するに、日露戦争ひいてはわが現代史を、『坂の上の雲』だけで把握せざるをえない現状に物足りない方、疑問を持つ方すべての思いに応える「別宮版 日露戦3部作」が、ついに今、私たちの前に提示されたということです。

言論の自由がもたらした果実を、真の意味で体験・理解したい方は、ぜひ本著を手にとってください。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
日本人にまつわるジョークとして
 「世界最強の軍隊とは?」
  ―アメリカ人の将軍
  ―ドイツ人の参謀
  ―日本人の兵
 「では世界最弱の軍隊とは?」
  ―中国人の将軍
  ―日本人の参謀
  ―イタリア人の兵
と言うのがあるらしいが、それが真実かもしれないと思わせる内容である。『坂の上の雲』だけを読んで児玉源太郎を高く評価している人には、特に一読をお勧めする。
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