とても素人とは思えないほどに美しい。
単なる水彩画集ではない。
日本、世界各地の、地質学的に興味深く、かつ美しい景観が描かれている。
解説も、地質を専攻していなくても理解できるものが多いので、
幅広い層が楽しめる作品集だと思う。
地質学を学んでいる人間は、一般の人と比べ、1つ、旅の楽しみ(悩み?)が増える。
自然が生み出す荘厳な景観を楽しむだけでなく、その成因や背景が読み取れるからだ。
「わーきれい」だけでなく、
「ここは昔こんな事件がおきたのか」
「この場所はこんな背景があったのか」
などと考えることができるのである。(わからないと悩みの種になるが。。。)
この本では、そういった地質学者の視点といったものを疑似体験できるのではないかと思う。
なので、旅が好きな人、旅に出て美しい自然を見るのが好きな人にぜひ読んでいただきたい。
次の旅ではきっと、1つ楽しみが増えているはずである。
もちろん美しい水彩画を楽しみたいという人にもお勧めである。
「解説」の最後の段落はいかにも坂先生らしく、
1年生のころの地球学の授業の記憶が甦ってきた。