内容(「BOOK」データベースより)
今日、中国や朝鮮では、弥勒や観音の信仰は深く滲透し現在でも生命を保ちつづけているにもかかわらず、どうしたことか地蔵の信仰はまったくといっていいくらい影をかくしている。それに反し、わが国の盛況と繁栄は驚くほど対照的である。いったいこれはどうしたわけなのだろうか。その神秘の扉を開く鍵は、これを受容吸収して血となし肉となしたのみならず、新しい多くのスタイルを創出した日本側の事情にある。とくに民衆の力によるところが大きい。その点を明白にすることが日本宗教史の重い課題だといえる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桜井 徳太郎
1917年新潟県に生まれる。1944年東京文理科大学史学科卒業。現在、駒沢大学文学部教授・同文学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)