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地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
 
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地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) [単行本]

山本 弘
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西暦2083年、超光速粒子推進を実用化したピアノ・ドライブの普及により、人類は太陽系内のすべての惑星に到達していた。観測プロジェクト“クリーンアップ計画”により発見された謎の新天体2075Aの調査のため、深宇宙探査船DSS‐01“ファルケ”が派遣される。船長のブレイドをはじめとする搭乗員たちによる観測によって、この星は24年後に地球に迫り壊滅的な被害をもたらすことがわかった。迫る厄災の報を受けた地球では、様々な対策案が提唱される。ブレイドの姪である12歳の天才少女・風祭魅波はACOM(人工意識コンパニオン)のマイカとともに、天体物理学者である父・良輔が発案・提唱した驚くべき計画の実現を決意するのだった…。著者入魂の本格長篇宇宙SF。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山本 弘
1956年京都生まれ。洛陽工業高校電子科卒。78年「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。87年、ゲーム創作集団「グループSNE」に参加し、作家・ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』、06年『アイの物語』、08年『MM9』で日本SF大賞候補となり、注目を集める。「と学会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 432ページ
  • 出版社: 早川書房 (2009/09)
  • ISBN-10: 4152090685
  • ISBN-13: 978-4152090683
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 天体を動かす力, 2009/9/21
By 
さん太 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) (単行本)
SFマガジン3号に掲載したものに加筆した作品。タイトル通りの内容です。
タキオン推進システムが実用化されて、太陽系内に人類が進出する時代、技術発展のもうひとつの柱は拡張現実。SF者に夢のある未来がうまく描かれています。次あたり拡張現実ネタで作品だしそうな予感。

今回は、地球の600倍超の質量を持つ天体が地球をスイングバイする危機をいかにして回避するかの物語です。この天体の軌道を変えられない反則な理由も準備されています。
人類大脱出は無理としても、すごい科学力で地球を火星軌道まで動かすような無茶はしません。たちまち寒冷化で人類が滅んでしまいます。きっちりと科学考証しているような方法で危機を回避します。

作者の芸風なのですが、すぐ脱線してとんでも話が出てくるのや、テロリストは陰謀論を信じる/信じたい狂信者ってあたりがやや興ざめ。あと、ラストあたりでもっとうまく盛り上げて爽快感が得られていたらならなあ。このあたり、書きたいものを書き上げて満足してしまっている感があります。☆5つに限りなく近いですが、あえて☆4つ。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2009年度の日本SFのベストスリーに入る傑作, 2010/2/21
By 
hamachobi - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) (単行本)
とっても面白かった。題名からするとSFでも宇宙モノのジャンルって感じだけど、山本弘らしくそれだけにとどまらず、AI、ロボットといったものも加えられている。さらには、隕石が地球を襲うというパニックものの要素もある。出てこないのは宇宙人ぐらいで、本当に盛りだくさんだ。

物語の中心は、地球の危機をいかに救うかということだけど、AIと人間の関係や科学と宗教の関わりなど、彼の小説でよく書かれるテーマの方が、読んでいて気になる。現実の未来は、まったく同じようにはならないのだろうが、21世紀、そして22世紀の地球の姿を予言しているようで、非常に興味深かった。

昨年度出版された日本のSFの中でも、自分のベストスリーに入る。
今、日本のSF作家の中で最もアツい小説を書く人だと思う。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 山本弘インタビュー, 2010/2/15
By 
レビュー対象商品: 地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) (単行本)
私のPCfanでの連載「空想未来ミュージアム」で山本氏のインタビューをした。その抜粋を。

***

山本氏の小説は、科学考証のしっかりした、それでいてとんでもなくぶっ飛んだ話ばかりで一ファンとして楽しませてもらっている。新作『地球移動作戦』でも山本節はさらにコブシを回す。地球に襲いかかる天文学上の大ピンチ! 人類をレスキューする方法はただ1つ、エンジンをつけて地球を丸ごと動かすこと! 大ボラも大ボラ、話だけ聞いたら横田順彌のハチャハチャSFみたいなお笑いかと思うが、これがずば抜けて面白い。半端じゃないハードSFであり、ロマンチックな人類賛歌であり、これからの未来を予感させるガジェットに満ちた実にSFらしいSFなのだ。

 J・P・ホーガンにオタクが出てくるみたいな独特のテイストは今回も炸裂ですね。

「やっぱりね、“萌え”と“燃え”が欲しいですよ」

 やっぱ萌えは必須ですか。

「ハードSFはとっつきづらいので、萌えの要素は必要かと(笑)」

 出てくる女の子がアニメやゲームのキャラそのままですものね。

「ああいうものは変に人間に近づけないほうがいいんですよね。不気味の谷ってあるでしょう。人間に近づけていくとどこかで不気味の谷はなかなか超えられないので」

 人工知能の生み出す仮想人格が重要なキーとなるのだが、今までのSFならアンドロイドだっただろう設定が今作ではCGである。

「実際、ニコニコ動画に影響されているんですね」

 2ちゃん系ですか。

「ニコ動で、2年ぐらい前から初音ミクを動かしている人がいるんですよ。マーカーを置くとその上に初音ミクが現れて、歌って踊るんです。肉眼には何も映らないけど、カメラを通してみるとそこに初音ミクがいる」

 バーチャルリアリティの技術でAR=拡張現実と呼ばれるものだが、個人レベルでさえそこまで完成しているのだ。

「その初音ミクの映像を見た時に、あ、これは未来のスタンダード技術になるよと。だって仮想上のキャラクターが実際にそこにいるように見える技術があったら、みんな飛びつくはずですよ」

 強烈な未来ですね。

「僕は人口減っても構わないと思っているんで、古い感覚の人だったら仮想上のキャラクタと結婚するなんて何事だと言うんでしょうが、僕はそういうことはありだろうと思うんですよ。今もアイドルに夢中になっている人はいっぱいいるわけじゃないですか。でも結婚できない。現実のアイドルと架空のアイドルの違いは何か? まったく架空のキャラクターに萌えるというのは、これまで人類が体験したことのない文化じゃないかと思います」

***

山本さんがと学会で発表してくれたとかしてくれてないとかの私の本もよろしく。
大人の怪しい実験室〜都市伝説の検証
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