毎年出版されている地球白書。その日本語版。今年2010−2011年は特に面白かった。320ページの本書を2日間電車の中で読み切ったほどだ。今回は持続可能な文化にどのように我々が行動をしていけば良いかということが軸に書かれている。
この本の良い所は一人ではなく何人もの人の手で作り上げている。つまり、考え方の偏りや、個々の分野に対して感情移入がない。冷静に沈着に現在の我々の置かれている状況が深刻であるかが淡々と書かれている。
深刻な状況だけではなく、これから我々がどのようにアクションをとっていけば、持続可能な社会に近づくことができるかの成功事例、そして実現のためのヒントも書かれている。
企業、特に子供の学校教育、メディアが非常に大きな影響力を持っているということ。
例えば本書の中では、アメリカの多くの2歳くらいの子供はまだ文字が読めず、マグドナルドというのは読めないが、シンボルマークである看板のMの文字でマグドナルド=ハンバーガーというのがわかるそうだ。
これは、TVのCMよって影響されているのではという見解がでているそうだ。これはほんの一例にすぎないが、メディアというのは、良くも悪くも影響力があるということ。
この本は是非、出来るだけ多くの人に読んでもらいたい一冊である