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自分とは違う世界に住む人のお話・・・、そんなふうに思って読んだとしたら、それはきっと大きな誤りです。
人間は誰でも、この世界と自分の間に違和感を感じて生きているはず。それは生まれた瞬間に感じていたはず。
子宮から生れ落ちた瞬間の違和感は、人間の根源的な精神的外傷だそうです。
自閉者は普通の人が鈍感になっている感覚に対して敏感です。
脳の機能の微細な違いからくる感覚の違い、それゆえに周りの人と違う言動をしてしまう。
横並びや協調性を重んじる日本では、そういう人はとても生きにくい。
仕事もうまくいかない・・・。
そのため、著者はうつや依存症に苦しみます。
私が心を打たれたのは、自分のハンデを克服するために自分で様々なやり方を考え出して、必死で生き抜こうとするその姿です。
工夫して自分なりの方法を考え出す事の大切さを感じます。
いろんな事に鈍感になってしまう前に、自分が今感じている不具合に対して、どうしたらこの状況から抜け出せるんだろうと、日々考えて、常に前向きで生きる事の大切さを感じました。
30代半ばにしてようやく自閉症スペクトラムという診断を受けた著者。
診断によって、今までなぜ自分がこんなにも生き難かったかの謎解きができた。
自分を客観化し、生き難かった世界を読み変えていくエネルギーをそこに感じます。
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