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地球温暖化論への挑戦
 
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地球温暖化論への挑戦 [単行本]

薬師院 仁志
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

地球は本当に温暖化しているのだろうか? これまでの地球温暖化に関する議論を根底から揺さぶるとともに、メディアから与えられる情報を鵜呑みにし、そこにリアリティを感じざるを得ない現代社会の構造を問う、挑戦的啓蒙書。

登録情報

  • 単行本: 334ページ
  • 出版社: 八千代出版 (2002/02)
  • ISBN-10: 4842912286
  • ISBN-13: 978-4842912288
  • 発売日: 2002/02
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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26 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
おもしろい本だった。この本は、「二酸化炭素増加による温暖化」という言説を、様々な科学的知見をもとに、皮肉たっぷりに批判している。著者は社会学者であり、地球温暖化というトピックがなぜ社会に受け入れられているのか、どんな影響を与えているのか、といった分析をしたいのだろう。

著者によると、「二酸化炭素による温暖化」を強く主張し始めたのは、電力業界と関係の深い原発推進派の科学者たちである。これに、原発大国であるがゆえにヨーロッパ内で批判を浴びていたフランスが便乗した。「二酸化炭素による温暖化を防止せよ」というフレーズは、原発推進論者・国家にとっては、格好の便利なネタだったのである。そこへ原発を進めたい日本も乗っかった。さらに「温暖化による海面上昇の影響」を掲げれば、堤防の改修等多額の公共事業が可能となるがゆえに、国交省も乗っかった。その額なんと11兆円。ところで、IPCCは少数の人間に主導される政治の場であり、科学者による科学的議論の場ではない。「二酸化炭素による温暖化を防止せよ」というフレーズは、少数の人間が世界を操るための抑止と恐喝の手段だそうである。

この本が書かれたのは2002年であり、最新の科学的知見からすれば疑義のある内容も含まれているかもしれない。しかしそのことを差し引いたとしても、一見科学的根拠があるかに見える言説が、いかにして社会に潜り込み影響を与えるかという社会学の分析としては非常に洞察に富んでいる。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1970年代にはやっていた地球寒冷化論との対比によって、現在の温暖化論がいかに作られているかを綿密に実証している。そこから、マスコミを通してものを考えることが当たり前になっているわれわれが、集団全体としての理性を失い、いかに信じたいことを信じるだけの存在になってしまっているかがよくわかるだろう。もっとも著者は社会学者であり、温暖化の議論に対して科学的な立場から反論の論陣をはっているわけではない。そのことについてはあらかじめ知った上で読むべきである。
このレビューは参考になりましたか?
64 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
テレビなどのマスコミで、「温暖化ガスを排出し続けると地球気温が上昇し、極地の氷が融けて海面が数十センチも上昇し、日本の海岸線地域は水没してしまう」という話がまことしやかに伝えられている。私自身、何の疑いもなくそういう話を鵜呑みにしていた。気温が上がれば氷は融ける。しかし、北極圏の氷はもともと海中にあるので融けても海面レベルは変わらない。大陸の上に載っている南極の氷は標高が高く気温がとても低いので、少々の気温上昇では融けない。むしろ海面からの水分蒸発が増して降雪が多くなり氷量は増すのである。結局海面レベルは下がりこそすれ上がる事はない。裏づけがある。1350年頃までは地球気温は現在よりも二度位高く、グリーンランドは緑の島で(だから「グリーン」なのだ)農業や牧畜が盛んであった。

この本を読んで、物事を確認もせずにマスコミの言説を鵜呑みにしていたおのれを恥じてしまった。実はこの本の一番の主旨はまさにその点にある。本書は、昨今の「地球温暖化」問題を否定することを目的としているように見えるが、著者が何度も指摘するように、なんら科学的根拠もない言説をあたかも科学的証拠に基づいているような表現で巷間に流布している科学者とマスコミ(そこに絡む利権は取り敢えずのけておいて)が本当の問題なのである。本書では二酸化炭素による地球温暖化説自体の無根拠さについては、いちいち論拠と出典を示しながら解説してある。

最後にもう一つだけ、2001年8月の朝日新聞の記事。国土交通省は地球温暖化の影響で海面が上昇することを想定し、海岸などにある施設を守る計画作りに本格的に取りかかった。・・・計11兆五千億円の対策費用が見込まれている。
少しでも科学的判断力をお持ちだと思う方は、ぜひご一読をお奨めします。

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