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地球最後の世代―自然が人類に報復しはじめた
 
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地球最後の世代―自然が人類に報復しはじめた [単行本]

フレッド ピアス , 小林 由香利
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

温暖化に懐疑的だった著者が、世界じゅうの科学者を訪ね歩き、目の当たりにした地球―それは、一刻の猶予もならぬ危機的状態だった。いますぐ食い止めないと、地球は転換点を超えてしまうだろう。…私たちは、穏やかな気候の地球に生きる最後の世代になるかもしれない。

出版社からのコメント

気候変動のジェットコースターは走り出している!

耳慣れたことば「地球温暖化」。しかし、私たちは温暖化によって何が起るのか知っているだろうか。地球は、かつてない状況に直面しているのだ! 本書は、気候変動の歴史を振り返り、科学者の最新の研究を紐解きながら、異常気象の現状を検証する。そこで見えてきたこととは!?
......私たちは、次の世代にどんな「地球」を手渡すのだろうか?


登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2009/06)
  • ISBN-10: 4140813822
  • ISBN-13: 978-4140813829
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 西山達弘 トップ500レビュアー
形式:単行本
 この著者の本を読むとその膨大な取材量にいつも感心させられる。
 そして、環境をめぐる議論にも様々な立場があるが、著者はそれらを公平に、冷静に扱っている。

 また、地球環境問題を明らかにしてくれた先駆者たちの足跡を歴史的に詳細に解説している。
 19世紀スウェーデンのアレニウスのCO2による地球温暖化予測。ステファンによる氷床コアの分析による地球の気候の突然の変化。北極のウミガラスの尿に濃縮された汚染物質。急速に進むグリーンランドの解氷の現場。失われつつある南極の棚氷と海面上昇。沈みゆく島ツバル。燃えるボルネオの泥炭湿地による CO2の大量放出。シベリアで進む泥炭湿地の溶解から大量に放出されつつあるメタンガス。失われつつある海のCO2吸収力。5500万年前のメタンガスの大放出による急激な地球温暖化と海洋生物の大量絶滅。一瞬のうちに空気を浄化している水酸基の減少。歳差運動というわずかな地軸のぶれが、地球の気象に大変化をもたらしてきた事実。
 このまま地球温暖化が進むと、気候が突然限界値に達して新たな段階に入るという説。
 ブロッカーによる、海洋コンベア説とこれによる突然の急激な変化。ボンドによる太陽のパルスが原因のための気候変動が生じるという説。エルニーニョ現象と大干ばつとその間隔の短期化。
 メソポタミア文明の突然の崩壊。
 などなど、数々の学説を紹介しつつ今の環境問題を冷静に説き明かしてくれる。

 衝撃的なのは、過去10万年の間に気候が安定していた時期は2回しかなかったというリチャードアレーの説である。そのうち1回は、今この時代というのである。すなわち、今この安定している時代が、人為的な力で異常な急変を起こす可能性が高まっているというのである。

 今、ポスト京都議定書の議論は先進国と発展途上国の間で、こう着状態にある上、その先進国でさえ産業界の反対などからしり込みしている状況である。

このまま、世界はかつて滅亡した数々の文明と同様の道筋をたどるのかもしれない、と絶望的な気持ちになってしまうが、楽観主義者という著者は、未来への提言をも忘れない。

 本書は、2005年に出版されたものであるが、今この瞬間にもまったく色あせていないばかりか、より一層重要な著作物になっているといっていい。

 多くの人に勧めたい本である。
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形式:単行本
フレッド・ピアスの著作をいくつかおいかけて読んできました

最初に書かれた地球は復讐する―温暖化と人類の未来においては
地球環境の危機をあおるセンセーショナルなジャーナリスト
といった一種の気負いのようなものがあったのですが
最新刊の「エコ罪びと」の告白ではすっかり肩の力が抜けて
アメリカ人らしい軽やかでいながら真摯なレポートをしていたので
この本を手にとった時、あれ?と思いました
ピアスはこの本でちょっと前までのスタイルで
ユーモアのかけらもなく大上段に構えて地球はこんなに大変だ!をやっているのです
よくみれば、やはり実際にピアスがこの本を英語で出版したのは2005年で
4年も前の本をいまごろ訳出するのは
「エコ罪人」が結構反響よくて、気を良くしたNHKが2匹目のどじょうを狙ったのでしょうか

もちろん地球環境は待ったなしなのかもしれませんが
ユーモアのセンスもなくひたすらに危機感だけをあおるのは、やはり何か違う、と思います
それに気づいたピアスは自分で軌道修正してきたのですが
たぶんこの本が今こうやって出版されたら一番恥ずかしい思いをするのは
ピアス自身ではないでしょうか(笑)
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