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ではなぜ、いいのか?
それは写真家の人たちが一所懸命その土地の人の力を借りて、対象の家を選定し、1週間ほど住み込んでそのおうちを写真に映し出しているから。生々しいし、暖かいです。撮影中にお父さんが殺されたりしたうちもあります。家具は少ないのになぜかやみくもに絨毯があるうちがあります。めっちゃくちゃ散らかったうちもあります。
お父さんが殺されてどうしてるかな?と思うと世界の現状について真剣に考え、調べたりします。絨毯の数と生活のレベルにはこの国では重要な関係があるのかしら?とかおうちが散らかっちゃってる理由とか考えるのも楽しい。
何度も何度も読み返せます。
家に1冊あっていいと思います。大人も楽しめるし、子供には想像力をかきたてる媒体となるでしょう。知りたいことは一所懸命調べます。これはもう勉強になるね、とかいうレベルでなくて、子供たちをはじめ、私たちの知的好奇心をすごーく刺激します。そして恐らく調べる事を厭わなくなるでしょう。
ちなみに私のお勧めは最後の方に軽く集めてあるトイレです。クウェートとナイジェリアの対比を楽しんでみてください。
この内容ならもっとたくさんお金出して購入します。
そんな気持ちになる本はなかなか出会えないです。
以上の理由で☆は5つ。ホントは10個くらいつけたい気持ちです!
クウェートの一家の超豪華な持ち物の数々、ブータンの一家の極限まで無駄がそぎ落とされた、ある種神聖なまでの調度品、日本の一家の福袋をひっくり返したかのようなカオス的様相…。
日本に長く生きるとこの消費社会こそが世界の標準と理想であるかのように無意識のうちに錯覚しがちですが、それがいかに間違ったことであるか、日本がいかにオフセンターな状態にあるかがよく分かりました。
旅行で訪れるだけでは滅多に見ることのできない、現地の人の本当の生活風景が実感をともなって迫ってきます。大変にすばらしい写真集です。
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