今はこの手のノアの洪水業界(なんやそれ)においては、
何となく、アスカ先生こそ第一人者という感じになっておりますな。
しかし、この南山先生の渾身の一冊を忘れてはなりません。
SF界の重鎮であり、トンデモ界においてもその真摯な立ち位置は、
と学会からも惜しみなき賞賛を受けているのが南山先生です。
その南山先生が博識に物言わせ、このテーマ、「創造説か進化論か」
「ノアの洪水は有ったのか」に挑んだのがこの一冊です。
アスカ先生の御著書と比べると、証拠写真の多さに驚かされます。
説明図も一目瞭然懇切丁寧。
また、他の文献の引用も極めて誠実です。
どちらかというと「事実」はあやふやで、俺様説全開のアスカ先生に比べて、
南山先生は、圧倒的なほど数々の「事実」を並べ、
その「事実」を解釈する先人達の諸説を興味深く紹介し、丁寧に論を進めて行かれます。
結論は似たような物となっていても、その説得力の差は歴然かと思われます。
どのようなお立場の方であれ、この一冊は是非目を通された方がよろしいのでは。
信じる信じないは各自のご自由ですが、我々が聞かされていない、
教えられていない「事実」がこの世には沢山有るのだ、
ということだけは良くわかります。
あとは、その「事実」を、どう解釈するか。
これは各自に任されている問題でしょう。