グローバル経済が着実に成長を続ける一方、自然環境の悪化や人口爆発によって、世界はますます過密になっている。このペースを放置すれば、開発途上諸国での水害や病気の蔓延、貧困の激化と政情不安を引き起こし、連鎖的に先進国の社会や経済も深刻なダメージを免れない。私たちにとって21世紀の課題は、それらの危険の有機的なつながりを正しく見定め、持続可能な開発をなしとげ、世界共通の富を保全することである。それは夢のような話ではない。これまでの古い対立構図を捨てて、国際協調のもと、先進国がわずかなコストを振り向けるだけで解決可能なのである。
開発経済学の第一人者でありコロンビア大学地球研究所、国連ミレニアム・プロジェクトのリーダーを務めるサックスが、いま「なぜ世界全体のことを考えなくてはならないか」を明快な言葉と広範囲にわたる調査や分析に基づいて解説。また、達成すべきグローバル・ゴールとそこに至るステップを具体的に提示する。世界がもっとも注目する経済学者の話題作。
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