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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
羊頭狗肉,
By ヒマザキ (松戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 地球システムの崩壊 (新潮選書) (単行本)
なかなか面白い本ではある.著者が専門とする比較惑星学の最新の知見に独自の文明論を織り交ぜ,退屈せずに読ませる.ただ題目の「地球システムの崩壊」と,帯にある「このままでは人類に100年後はない!」と言うキャッチフレーズはいかがなものであろうか.大体読者は本の題目と,こういうキャッチフレーズで,本を購入する.しかしこの本は,著者があちこちに書き散らした雑文を一冊にくくったもので,何もこの題目に即したことが書かれているのではない.たとえば,最近問題となっている地球温暖化にしても,著者の立場は,人間がいくら二酸化炭素を出しても,地球システムが応答して炭酸ガスを減らすので,金星のような惑星にはならない,というものらしい.確かに幾ら人間が排出しようとも,二酸化炭素ガスが90気圧にもなる金星のようにはならないであろうことは素人にも分かる.問題は,地球システムの応答が始まる以前に,ただの数度の温度上昇に人類文明が耐えられるのかどうかが,現在問われているのではないだろうか.こういった現実的な問いの答えを聞きたくて,この本を購入した人はがっかりするだろう.
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
タイトルが・・・,
By Krokodil Gena (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 地球システムの崩壊 (新潮選書) (単行本)
広く惑星に関する書籍に、いったい誰がこのタイトルをつけたのだろう? これだけで★ふたつ減点っ! なお、「相対的価値観が大きいという点においては宗教も人文科学、社会科学も同様である」という著者の指摘はもっと広く認識されるべき重要な主張である。
5つ星のうち 5.0
SFより面白く、ワクワクしながら愛読,
By オペラ座の怪人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 地球システムの崩壊 (新潮選書) (単行本)
今自分が生きている地球はどんなところか、自分が知らない遠い惑星のことはどこまでわかってきたのか、太古の地球や未来の地球はなど、比較的最近明らかになってきたことは、どれもその事実関係自体にいちいち驚かされて読むほどに学ぶ楽しさが味わえる。これまでの常識では理解できないことをきちんと整理して提示してくれているので、ワクワクしながらじっくり味わうタイプの本なのに、出版社のつけたタイトルと帯のキャッチフレーズは、現実的な答えが本の中にあるかのように錯覚させるところがあって、誤解のもとになっているんですね。
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