ライムスターは好きだし、他の日本語ラップ作品の客演とかでKOHEI JAPANとKINのラップを聴く機会もあったのに、なぜかこれまで聴いてなかったメロー・イエロー。
今まで本当にすみませんでした。この4枚目、大人のカッコ良さとカッコ悪さを見事にパッケージングしたスンゲー良いアルバムです。スムースかつメロウな音作りは、ゴリゴリのファンクネスとも、当時のトレンドとも隔絶した独自の境地。強烈に主張しないかわり、すごく耳なじみが良くて聞き飽きません。
以下、個人的聴き所を少し。
MY版アフロビート?な「アースシェイカー」は、ブイブイうなるベースとファンキーなフローが炸裂しててシビれます。
海に行かずに恋人とホテルのプールで過ごす優雅な夏のひとコマを描く「Summer In the City(featuring 椎名純平)」は、ラストで若い頃に海岸線を歩いた夏の思い出を、大人になった現在の夏と対比させていて、ちょっとした短編小説のような味わい。乾いたギターのループが印象的なトラックもイイ。
そして初めて聴いたとき、もっともグッときたのが「ホームシック」。特にKOHEI JAPANのリリック。すんげぇストレートに家族の待つ家の恋しさをラップするんですがこれがホント素晴らしいので是非聴いてみてくださいとしか言えませんよあたしゃ。
「日本語のラップって何か怖そう」とか「黒人気取りでチェケラッチョばっか言ってるんでしょ」とか聴かず嫌いをしている方(まあ、後者のようなイメージを持ってる人はさすがにもういないか)にも安心しておススメできる名作です。