現代では、「持続可能な成長」などのキレイごとばかりが声高に叫ばれている。だが、経済成長ばかりを追い求めることは正しいのだろうか?
この本は、食生活や、ゴミなどの身近な問題から、環境問題について考えるものであるが、現代の世界情勢を見ると、経済成長や金儲けばかりに目が眩んで、それよりも遙かに大切なもの(例えば、田園地帯や人との繋がりなど)が、どんどん失われていると言える。
しかも、日本の場合は経済大国としての地位を確立した後も、経済成長至上主義を全く捨てなかった。そして、その結果が環境破壊だけでなく、糖尿病や、肥満や、鬱病や、自殺や、無縁社会などの新たな問題まで引き起こしている。
その上、日本では外国から輸入した食材や、産業廃棄物などを平気で捨てる行為が日常的に行われている。これらを考えると、日本は非常に罪深いことをしたと言える。
なお、これは私が初めて読んだ岩波ジュニア新書の本であったが、この本は、「経済成長ばかりを追い求めることが正しいのか?」という問いを、多くの人に真正面から投げかけていると言える。
だから、この本は子供だけでなく、大人にもどんどん読ませるべきだと思う。