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竹宮恵子の不朽の同名名作コミックを原作に繰り広げられる劇場用SFアニメーション映画。はるか未来、特殊能力を持つがゆえに迫害される“ミュウ”の人々は、遥か彼方の地球を目指す旅に出る。しかし人間は彼らを執拗に追いかけ、その絶滅を図り…。監督の恩地日出男は実写感覚の長回しを駆使し、従来のアニメとは異なる独自のテイストを醸し出す。また黒澤映画などでも知られる映画音楽界の巨匠・佐藤勝がここでは初のアニメ音楽を担当しているが、その効果は絶大なものがあり、原作のみずみずしい躍動感を見事に奏であげている。志垣太郎、井上純一、秋吉久美子、沖雅也ら顔出しの俳優をメイン・キャストに起用したのは一長一短だが、複雑なストーリーを2時間の枠に収めきった脚本や、生命の讃歌を濃厚に描出しているあたりは大いに評価したいところ。中盤の惑星ナスカ崩壊シーンの壮絶な悲劇も秀逸であった。なお、原作が連載中での制作だったため、結末はオリジナルのものとなっている。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
少女漫画の開拓者・竹宮惠子原作によるSFアニメ。S.D.500年、人類と超能力を持つ新人類“ミュウ”に二分された未来。ミュウの新たな指導者となったジョミーと、統治者候補としての養育を受けたキースが宿命的に出会った時、地球は運命の日を迎える。