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地球はグラスのふちを回る (新潮文庫)
 
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地球はグラスのふちを回る (新潮文庫) [文庫]

開高 健
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

飲んでびっくり、中国の五ツ星のブランデー、ウィーンの森の居酒屋村の白ぶどう酒、ヴェルレーヌを施療病院で野垂れ死にさせたアブサン、サイゴンの米兵用酒場の暗闇で飲んだビールetc,etc…世界の酒場を巡歴した著者が、忘れ難き名酒・珍酒を紹介し、酒にまつわる小咄を披露し、酒を愛する紳士のたしなみを説く。ほかに、食・釣・旅などの話題を満載した無類に楽しい一巻。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

開高 健
大阪市生れ。大阪市立大卒。1958(昭和33)年、「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、「日本三文オペラ」「流亡記」など、次々に話題作を発表。’60年代になってからは、しばしばヴェトナムの戦場に赴く。その経験は「輝ける闇」「夏の闇」などに色濃く影を落としている。’78年、「玉、砕ける」で川端康成賞、’81年、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’86年、自伝的長編「耳の物語」で日本文学大賞を受けるなど、受賞多数。1930‐1989(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 337ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1981/11)
  • ISBN-10: 4101128073
  • ISBN-13: 978-4101128078
  • 発売日: 1981/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 もう20年以上も前のことです。読書好きの友人と行った書店で、平積みとなっていたこの文庫本の初版を何気なく買って読んで、一気に読書好きとなった思い出の本です。当時、酒も飲めぬ15~16歳の少年でしたが、酒や食にまつわるエッセイがふんだんに出てきたのにもかかわらず、たいへんおもしろく読めて、その後、開高健の本を読破、大変な読書家でもある開高がエッセイなどでたびたびスパイ小説、自然読本、日本の古典文学などへのおもしろさについて言及しているのにつられ、同様の読書傾向となり、現在では読書が最大の趣味となっています。
 本当に「本のおもしろさ」を教えてくれる作家のひとりであり、私はこの赤茶けた初版本を今でも書棚の最前列に置いて、日々、読書ができる環境をよろこんでいます。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 久保田夏彦 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
筆者の本をきちんと読んだのは初めてだった。
有名な作家だが、なんとなく自分の興味範囲からは外れると思っていた。
それが、読み始めたら面白くて、面白くて、びっくりした。
料理や、酒や、釣りに対する言葉の豊富さは、本当にすごいものがある。
自分のつたない言語能力、表現能力と比較して、ある意味ショックを受ける。

たまに入る、笑いや下ネタもちょっと下品な口調に、そこまで下品じゃない内容という絶妙なバランス。

人間世界を見渡す、少し乾いた視線と、自分が愛するもの食や、釣りに対するウェットな視線も絶妙なバランス。
その絶妙なバランス感覚には、日本語をしゃべる、読むことのできる、それなりに理解できる人間でよかったと思わされた。
ぜひ読んで見てください。お腹がすきますから。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By スーダラ親父 トップ1000レビュアー
形式:文庫
80年代くらいから、いわゆるグルメブームなるものが起こって、今や日本にいても世界中の美食、美酒が楽しめる時代になった。それがいいことなのかどうなのかは分からない。本書はドル-円固定相場時代の開高健欧州酒紀行である。ただただ珍しい、旨いというのではない。そこには格物致知の視点から見た冷静かつ的確な文化的背景への洞察が満ちている。氏がサントリーの佐治敬三氏とヨーロッパのブルワリーを探索した「私のビアライゼ」と合わせて読まれたい。
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